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W杯ファンの熱き遠吠え(8)

2006-06-28 23:40:23 | スポーツ

早くも決勝トーナメント1回戦の8試合が終り、依然前評判の高いチームが勝ち続けている。前回の日韓大会では欧州勢は苦戦したが、ドイツと言うことになるとやはり欧州に地の利があるようだ。日本チームのコンディションがもう少し良ければ豪州戦の魔の10分間は持ちこたえその後の展開が変わったかもしれない。

勝敗を左右する微妙な判定が減ったことも順当勝ちが多い理由だろう。韓国に味方した幸運な判定も最後は助けてくれなかった。逆に波乱が少ないのは判定が強豪国に甘い傾向があるという声もある。力の強い国が残ったのはサッカーファンとしては結構なことだ。日本敗退を境にはしゃぎすぎの番組が消えてなくなったのも本当に落ち着く。

印象に残ったのはポルトガル-オランダ戦だ。まるでラグビーを見るような壮烈な肉弾戦だった。イタリーの守備陣も屈強だった。これでは日本選手は壊れてしまうと言う感じだった。決勝ラウンドに残ったその他のチームも見るからに体の強い選手ばかりだった。日本選手も南アフリカ大会では身長差はどうにもならないとして彼らと対抗できる筋力をつけて戦って欲しい。

ドイツの点取り屋クローゼは前回線の細いヘディングだけの選手だった印象があるが、今回は胸が厚くなり切れ味鋭い屈強なフォワードに変身していた。評価の低かったドイツ躍進の原動力になっている。日本選手でもあと4年意志を持って鍛えれば当たり負けしない強い体を作ることが出来るはずだ。

それにしてもブラジルは強い。ロナウジーニョが徹底的にマークされ期待されたほど目立つ活躍をしなくとも、サイド攻撃や3列目から前に出た2列目へのスルーパスなど色々な攻撃パターンで相手をねじ伏せていく。ディフェンスも強い。日本の場合中村・中田意外の攻撃の起点がなかったのと好対照だ。

フランスがスペイン戦で遂に調子を取り戻したと感じた。このチームが強い時は最後まで得意の攻めのパターンを淡々と繰り返しチャンスを作り相手を追い詰めていった。スペインはリードしながらもこのフランスのペースにまんまと嵌まったというのが私の印象だ。それでもブラジルとの戦いは容易ではないだろう。

ベスト4をかけた戦いは順当に行けばアルゼンチン、英国、イタリー、ブラジルと言うお馴染みの国が勝ち残りそうだ。英国サッカーにはイマジネーションを感じないが切り札がある。ドイツは守備力、ポルトガルは主力選手の欠場、ウクライナはもう目一杯、フランスは30歳トリオのスタミナ切れが敗因になると予測する。■

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