かぶれの世界(新)

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スポーツマンシップは民度の表れ?

2011-07-19 16:56:49 | スポーツ

世界一になったなでしこジャパンが凱旋帰国し、マスコミは今まで無視していたのに一転して、選手のプライベート生活を過去から穿り返し、親戚友人から憧れる子供たちまで登場させ、集中豪雨的な報道をしている。進歩がないこの連中のやり方は本当にうんざりする。

だが、これはまだ予想されたこと、今回もっと気になることがある。対戦したチームやその国のマスコミがなでしこを称える記事を何度も見た。だが一方で、日本の選手・監督からマスコミまで相手チームを称えたという報道を全く見なかった。実は言ったのかもしれないのだが。

マスコミか私のどちらかが見逃したのかもしれない。日本の選手もマスコミも相手チームを称えるスポーツマンシップがないとは思いたくない。だが、対戦相手に対して敬意を表す発言や記事を全く見ないとなると寂しい限りだ。これって正に二流国の表れかも?

昨今の政治とそれを伝えるマスコミが三流なら、スポーツとそれを伝えるマスコミだけ一流になれといったって無理かもしれない。と偉そうに言ったけど、ドイツファンも米国ファンも「日本は勝利に相応しい」となでしこを称える報道を見て、彼らの見る目の確かさと成熟した大人を私自身やや意外感を持って受け止めた。

今まで考えたこともなかったけど、政治もスポーツも基本は同じかもしれない。「政治は民度の表れ」と同じで、「スポーツマンシップも民度の表れ」ということか。今回、なでしこはフェアプレー賞も受賞したが、マスコミは感情抜きに事実を伝えただけ。例によって選手監督の勝利への貢献をプライベートまで根掘り葉掘り伝え感情に訴えるのに忙しい。こりゃー教育に悪い。

だが、次世代を担う子供達の為だけではない。寧ろ大の大人達にもフェアプレーと相手を称えるスポーツマンシップの大事さを世界一になったのと同じ重みで伝えるべきと痛感する。マスコミの記者諸君には特別必要な気がする。

このままだと勝っても負けても相手を称える良き勝者や良き敗者となることの重要な手本を示すまたとない機会を逃しそうだ。佐々木監督、澤キャップテン!今からでも遅くない注目されている間に子供たちにお手本を見せて下さい。マスコミが無視したら是非ネットで発信して下さい。■

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