かぶれの世界(新)

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後付け保険

2014-03-07 19:14:36 | 日記・エッセイ・コラム

 パソコンが復活した。これで日常生活の効率が良くなるはずだ。パソコンがない間はタブレット(Nexus7)を使ってネット検索し、メールチェックできたので、情報から切り離されて気が狂う思いをしなくて済んだ。タブレットでもどかしい思いをしながらも市場動向を追跡できた。確定申告の締め切りが迫ってきて気になっていたが、何とか心の安定を保つことが出来た。

 1年前に買い替えたパソコンが先月故障した時、1年間の保証期間が切れていた。メーカーに電話をかけて相談して初めて保証期間が切れていたことを知ったのだから呑気なもんだ。相談を受け付けてくれた女性はとても親切だった。少し訛りがあるようだったので聞くと、案の定電話の向こうの彼女は中国の大連だった。

 事情を言ってどうすれば良いか泣きを入れると、彼女は保障期間を継続すればそれ以降の修理は保障される、それ以前の故障修理は有料になると何度も繰り返した。最初は当たり前のことをしつこく繰り返していると思ったが、聞いているうちに彼女が言外に何を言っているかピンときた。

 とりあえず保証期間を延長する契約をし、その後故障修理を申し込めと言っているのだ。3日くらい日を明けて頼めと助言してくれた。安心した私は、その後いつものように調子に乗って彼女の名前とか個人的なことを聞いて雑談をして電話を終えた。勧めに従い3日後に電話して修理を依頼し、その後宅急便がパソコンを引き取りに来て、昨日修理完了の連絡を受け、今日届いた。

 同封されていた修理メモによると、会社で不具合は再現しなかった。現象から見てマザーボードの不具合の可能性が高いと判断し、マザーボードを交換し動作確認後送り返してきたようだ。WiFiアダプターを取り付けて立ち上げると順調に動作した。一番心配していたハードディスクが無事でホッとした。保障期間の継続に1万円弱かかったが、有償修理より安く上がったと思う。

 実は同じような経験がある。90年代半ばに米国で働いた時、新車を買って半年くらいで自損事故を起こした。米国生活の経験が長い日本人同僚が「今すぐ自動車保険を契約しろ、その後で事故を保険会社に連絡して対応してもらえ」と助言してくれた。その時は不正行為だと思い悩むこともなく助言通り保険に入り費用を節約できた。彼は「後付け保険」だと言った気がする。

 今回も基本的には「後付け保険」と同じだ。そういう意味でこの記事を公に書いていいのかと少し考えたが・・・。数年前に家電量販店に実家のテレビを持ち込みリサイクル廃棄を依頼すると、修理保険に入る条件で無償修理してもらったことがある。それと同じだと思った。実は保守サービスは儲かるビジネスなのだと。いずれにしろ今後は入力の手間を考えず理屈っぽいブログ記事が増える。だが、先ずは明日から確定申告に取り掛かる。■

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