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プチ贅沢なコンビニ生活

2021-03-15 14:47:35 | 社会・経済
昨年11月に帰京すると我が家の食事のパターンが変わっていた。コンビニや専門店食品を頻繁に利用するようになった。最初は家内がセブンイレブンの冷凍スパゲッティが美味しいと勧め食べるようになった。実際、悪く無かった。普通のレストランで食べる味とそう変わらなかった。

冷凍食品の味は元々期待してなかったので、予想外の美味しさが印象的だった。それから家内はタガが外れたように冷凍食品からレトルト食品、スパゲティからラーメンやチャーハン、ワインや酒のつまみまで広げていった。殆どは外れ無しで、マズイものはなかった。

自宅から歩いて行けるコンビニが7軒ある。うち3軒はセブンイレブンだ。これ以上増えても客を取り合う飽和状態になる。「美味しいモノを売っているお店で買う、味に変わりがなければ安価なところで買う」が我が家の方針で、スーパー・コンビニ・専門店に広げて買い分けている。

その中でコンビニと専門店で買い物をする比率が急速に増えた。理由はお店によって肉が美味しい店、魚が美味しい店、牛乳が美味しく安い店、といった具合に半年でお店が変わった。家内が最近より味にこだわる様になった為だ。その分、余分に食費がかかるようになったと思う。

そんな客を狙ってコンビニが味にこだわる商品作りをし、専門店が進出したようだ。結果として値段が高くなっている。最初冷凍のスパゲッティが美味しいと言っていた家内が、最近値段が上がったと言って余り買わなくなった。逆に意外と安価なコンビニワインも悪く無いと飲み始めた。

昨日の日本経済新聞はこんな複雑なお客の変化を、コンビニの「生活インフラ」の役割からちょい贅沢な「デパ地下化」と説明していた。我が家はコロナ以前は主にスーパーやドラッグストアで買い物をしていたが、今はプチ贅沢を楽しむコンビニの比率が高まったということになる。

現実は売り上げが減少して撤退が相次いだ百貨店を、コンビニが追っているというのが日本経済新聞の見方だ。我が家から歩いて10分で行ける百貨店は一昨年撤退して家内を嘆かせていたが、夏には沢山の専門店が入って再オープンすることが決まったという。

コンビニ生活に向かうと思われた我が家の買い物パターンの変化は、百貨店跡の専門店ビルの進出でこの先どう変わるのか気になるところだ。■

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