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争点は何か、日韓と総務省文書の問題

2023-03-12 20:49:46 | ニュース
日韓の「元徴用工問題」解決策と総務省の「放送法解釈変更」について、このところマスコミは大々的に報じられている。天邪鬼で根拠曖昧な考え方をすると自称する私には、マスコミ報道の争点がズレているのではないかと感じるので指摘する。間違えるなと言いたい。

先ず「元徴用工問題」について、問題は国際間の約束が守られる確証がない限り韓国の尹大統領の解決案に合意すべきではないと考える。いくら日韓政府で合意しても大統領が変わるたびに合意事項が反故にされる、韓国はそういう国であり国家間の合意は無意味だ。

尹大統領はそれを承知の上で何とか合意できる解決策を提案した。彼の意図は十分理解できるが韓国という国が変わらない限り、合意しても将来に大きな禍根を残すことになると私は考える。現状は日韓政府はその問題を理解した上で、争点を曖昧にして解決しようとしている。現実的なアプローチだ。

日本のマスコミ報道は、筋を通す一方で現実的な解決を求めなければならないと考える。私が見る限り何故か筋を通せという主張が聞こえてこない。日本政府に対しては厳しい主張をして報じる一方で、韓国に限らず外国との関係においては筋より現実的で、一時の国益を重視しがちと感じる。

もう一つの指摘は全く関係ないように見えるのが、総務省の放送法の解釈を変えたという問題だ。安倍政権時代の高市総務相がTBSの一番組「サンモニ」が偏ったニュース解釈をしていると問題指摘させた、或いは官僚が忖度したというもの。放送法は放送局の番組全体を見て判断することになっているという(らしい)。

法解釈の問題については私は分からない。だが、「サンモニ」について根本的な原因が何だったのかマスコミは何ら指摘しないのは理解できない。果たして偏向番組なのか否かについて何らの議論がない。マスコミ報道は番組が偏向しているか否か判断せず、法解釈したプロセスの問題を伝えているだけだ。多分、放送局同志は互いに批評しないという暗黙の合意があるようだ。

極端に言えば、番組が不適切な内容を伝えたかどうかは問題にしない積りだ。といっても、天邪鬼な私は「サンモニ」はこのまま続けて政府を非難するコメンテータにだけ出演させて欲しいと思う。他の放送局や一般常識と比べて、TBSとその視聴者がどれだけ考え方の幅があるのか知る秤として利用できると思う。それはとても参考になる。■

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