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ロシア軍のウクライナ侵攻に思う(2) プーッ

2022-02-25 20:07:49 | 国際・政治
朝のニュースを見ているとバイデン大統領が現れ、しきりに「プ-ッ」という声が聞こえて来た。いぶかしく感じたが字幕を見るとプーチン大統領のことだと直ぐにわかった。Putinを英語風に読むとプーツンだと思うが、子音の発音が聞き取れなくて「プー」と聞こえたのだと思う。

蛇足だが、近年耳が悪くなった。老化で可聴周波数帯域が狭くなり特に高周波数の子音が聞こえ難くなった。同じ様に耳が悪くなった家内と互いに何度も聞き直して、周りから喧嘩しているように聞こえるようだ。二人の様子を横から見て息子が苦笑いするのに気付き微妙な気分になる。

ニュースではロシア軍の空爆がウクライナ全土に及んでいた。プーチン大統領が何だかんだ言うずっと前から計画していた、タイミングを計っていただけだと思った。だが、少なくとも発表では死者数137人と大規模な攻撃にしては意外に少なかったと思う。精密な計画だったようだ。

一方、欧米(NATO)の対応には依然としてためらいが見られる。確かにプーの決断には怖さを感じる。そうは発言しないが終いに原子爆弾まで落とすぞ、その覚悟があるかという脅しが垣間見られる。NATO加盟は夫々の国の判断と言い張る一方、原爆を落とす覚悟は欧米にはない。

しかし、今や原爆保有国はプーと並びトッチャン坊屋の北朝鮮を始め多くの強権国に渉る。彼等も今回プーが突きつけた最終兵器原爆が如何に有効か、米国とだって渡り合えると、目を凝らして見ている。そういう事態にも対応できるよう日本も憲法改正を急ぐべきだと改めて実感した。

テレビニュースを見て、日本の報道力の拙さを感じた。数時間前に見たCNNやBBCの報道のコピーを見てるようだ。その中で隣国のポーランドに家族と逃げた男性が、再度ウクライナに戻って行き、更に戦争反対を訴えるデモがロシア全土に広がっているという声は勇気づけられた。

私も問題提起しながら具体的にプーが突きつけた試練にどう対応すべきか答えを見いだせないでいる。ロシア内の反対デモなど内からの改革が機能するだろうか。ロシアにはまだ大統領を選ぶ民主主義システムが僅かに残っている。だが、中国には何もない。もう少し考えてみたい。■
コメント
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