風邪をひいてから6日経った。近年めったに風邪をひかなくなった。風邪をひいても割と軽い症状で治った。だが今回の風邪は思ったより長引き、経験のない症状が出た。平熱なのに何故か体がだるく風邪をひいた時と同じ感覚なのだ。それに熱がないのに筋肉痛のような痛みを感じる。<o:p></o:p>
最初に症状が出たのは先週木曜日で、異常に鼻水が出た。その翌日は加えて喉が痛くなった。だが激痛というほどではないので、食べ物が喉を通らないというほどではなかった。食欲は変わらずあった。体調が悪くても常に食欲はあるのが私の数少ない取り柄だ。それがなくなったときは多分本当の危機だろう。今回、家内が買ってきてくれた飴でのどの痛みも何とか済ませられた。
3日目は自覚症状は同じだった。一時的に冬に戻ったように気温が下がったので一日中エアコンをつけて家にこもった。だらだらとテレビを見ているだけ。新聞すら読む気力は起こらなかった。数独を何度かトライしたがうまくいかなかった。<o:p></o:p>
4日目は少し良くなった気がして散歩コースの一つ中央図書館に行き、最近人気の百田尚樹の本を見つけ借りた。夕方の帰り道は風が冷たく感じた。良くなかったかもしれない。この頃から肋骨から右胸あたりに筋肉痛のような痛みを感じ始めた。<o:p></o:p>
日課の皿洗いと洗濯物の出し入れはこの間ずっと続け、近くのコンビニと図書館に2、3度行っただけで寒気が戻ったこともあり外出は極力避けた。食欲は普段と同じだったが、毎日飲んでいたワインは美味しいと感じなくなった。熱がなくとも体内で化学変化が起こったのだろう。<o:p></o:p>
一昨年に前立腺肥大症で苦労した頻尿が再発した、と思った。だが、4日目頃からコーヒーを飲む頻度も減らし、白湯を飲んだら排尿の頻度が正常に戻った。コーヒーの排尿効果のせいか、家にこもって運動量が減り汗をかかなくなったせいなのか分からない。<o:p></o:p>
5日目の昨日から超難度クラスの数独が解けるようになった。新聞も詳細記事まで目が通せるようになった。鼻汁や右胸の痛みなど他の症状は変わらないが、頭の動きは回復してきたようだ。だが、籠りきりで筋力がどの程度落ちたか気になる。<o:p></o:p>
昨日は藤沢正平の「闇の傀儡師」、6日目の今日は百田尚樹の「影法師」を読み切った。多分、明日は鼻汁が止まり体調を取り戻すだろう。これまでの経験だと、ここまで体調が回復してくると思い切り運動をして、体内の悪い成分を汗と一緒に流し出して完全回復となる(勝手な思い込みです)。<o:p></o:p>
汗を流す時期をあせると風邪の症状がぶり返す。やってもいいタイミングがどうだったか覚えていない。近年ジョギングの効果で気管支が鍛えられて風邪をひきにくくなり、仮に風邪をひいてもすぐに治った。今回風邪をひいたのは年齢のせいか、ジョギングが減ったせいか。右胸の痛みが気になる。多分その疑問もあと数日でわかるだろう。■