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2013年大胆占い1Q見直し

2013-04-01 21:11:20 | 社会・経済

 年頭の私の2013年予測のポイントを箇条書きすると以下のようになる。概ね悲観的とまではいかないが、無条件に楽観的にもなれなかった。当時の多くの専門家・エコノミストの予測に比べると楽観的で、結果だけを見れば私のほうが正しい予測をしたと思う。

 お正月に私はこう予測した: マイナス材料はあるが悲観的になる程ではない
1
)力強さに欠ける世界経済→米国財政の崖・欧州の混迷・新興国経済減速
2
)世界経済は今年もEU次第だが影響は限定的に→欧州経済の相対的縮小
3
)アジアの時代が来る→BRIC‘sに続くアジア諸国の存在感が高まる
4
)内向きから抜けられない日本→安倍政権の右傾化と規制改革の躊躇懸念
5
)中央銀行の役割が強まる→先進国は財政悪化で金融政策に向かう
6
)各国の連携が進む→WTOの限界でTPPなど地域有志連合が進む

 今年最初の3ヶ月経った今予測を見直すと、世界も日本も経済の先行きは予想したより明るくなった。3ヶ月前自分は楽観的だと思ったが、現実はそれより更に良かった。その主な理由は、1月初め時点で以下の要因を見通せなかったからだ。
 1)米国経済は順調に推移、財政の崖の影響が予想以下
  住宅市場回復と予想以上の堅調な消費、雇用回復すれば本物
 2)アベノミクスに後押しされ日本経済が明るさを取り戻す
  円安株高の資産効果で企業業績が改善し、消費が刺激された
 3)欧州が持ちこたえ、新興国も失速せず悪化要因にならず
  もたつくEUだが瀬戸際で踏ん張り、BRIC‘sを追う二番手国がカバー

 4月以降の最大の注目点は依然欧州動向だが、久しぶりに日本から目が離せなくなって来た。アベノミクスがこれほど株高を演出するとは予想できなかった。だが、これは金融緩和で余り余ったリスクマネーを使って海外投資家が小泉改革以来の大幅買い越しをしたお陰で、日本の投資家が信用したからではなく後追いした結果だ。

 この後勘違いが本物になれるかが最大の課題であり、世界からも注目されている。要ウォッチだ。世界第1位と2位の米中経済が4月以降上向いていく確度が高まってきた。加えて日本の回復が本物になれば言うことは無いが、そんなに上手く行くはずがないと心の声が聞こえてくる。落とし穴があるとすればやはり欧州だろう。

 経済成長の数字を見直すのは早すぎるかもしれない。代わりに具体的な根拠は無いが私はどう感じているか数字に置き換えてみる。世界と米国経済成長率は0.5%増え、日本は1%増える。つまり、世界経済成長率4.0-%、米国3.0-%、日本2.5+%位の感じだ。やっぱり楽観的だ。■

コメント
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