大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

平和大国・日本(土井)

2008年11月29日 21時30分37秒 | Weblog
   それでもね日本に生まれ良かったわ(秀逸)
   路地裏にネコが寝転ぶ国がいい
   雨の日は傘値上げするせこい店
   ごみの日に隣も同じ発泡酒

以上は今日の毎日新聞「仲畑流万能川柳」の一部です。
毎日、18句のウィツトに富んだ句、成程と思わせる句、上手いと感心する句などが載り毎日新聞の一つの「ウリ」にもなっています。
掲4句からだけでも現在の日本の庶民生活のいじらしさと平和を享受出来る有り難味が伝わってきます。
かつて「生まれたらそこがアフガンだった人」という句を見たような気がします。
アフガンに限らず戦闘国や貧困国、独裁国に生まれ育っている人達に比べたら今の日本人は何倍も何十倍も幸せです。
しかしこの平和日本も与えられたもの、自然発生的なものでは決してありません。
我々の年代も含めて先人が一生懸命努力して築き上げてきたものです。
最近の風潮に平和と自由は生まれながらに備わっているものと勘違いして、やるべきことをせず、国民の義務を果たさず、他人のことを考えず、自分勝手なことを言ったりしたりする人が多くなってきていることが気になります。
戦後世代の増加に伴いこの傾向も増大しています。
個人のみならず、国としても国際的な責務が問われる時代です。
悪しき風潮にブレーキをかけ、平和日本を維持する為には、戦争は絶対に駄目ですが、自衛隊の国際貢献、延いては一定期間自衛隊入隊の義務化なども真剣に検討されるべきではないでしょうか。