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普通の高齢者の生活と情報

マスコミの偏重報道(土井卓美)

2011年03月21日 16時18分36秒 | Weblog
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暑さ寒さの区切りとなる春分の日ですが、それにしては肌寒い一日となっています。
朝の内降っていた雨は上がっても、日は射さず風も強くて出掛けたい気分にもなれません。
被災された人を思えばそんなのんきなことを言っている場合ではないのは分かっていますが、先回も少し触れたように、だからといって格別なことが出来る訳でもなく、団体を通じてと個人としてささやかな募金をした他は自分の生活ペースを守る他はありません。

今朝の毎日新聞一面「余録」に韓国の有力紙「朝鮮日報」の日本通の記者のことが載っていました。
震災発生直後にソウルから急派され、東京でレンタカーを借り、通れる道を選びながら28時間掛けて仙台に着いたそうです。
現場の無残な光景に息をのみ、家族を失っても静かに耐えて秩序を保つ被災者の姿に胸を打たれたそうです。
しかしもっと北部の複数の避難所に援助の手が届いていないのを見て怪しんだというのです。
外国人が自力で行ける場所に救援の手が届いていないのは何故だと。「マニュアル化されたシステムが想定を超える災害の中で融通性を欠き、初動の救援が遅れた」といった記事を書いたそうです。
「日本を批判する気はない」といいながら「ただ、あまりにももどかしい」と付け加えたとも紹介されています。
全く的外れとは言わないまでも、一国の一流紙の記者としてはその見識を疑わざるを得ません。
個人なら何とかすれば28時間も掛ければ現地にも行けましょう、しかし場所も人数も手掛りさえ摑めていない全ての人を即刻救う手を打てる筈がありません。
たまたま自分が行った先の現場を見てそのような記事にするのは、自国の日本を批判的に見る風潮に迎合するものと言われても仕方がありません。
通信手段が発達してきたとはいえ、中国や韓国の反日本的感情はこうしたマスコミに影響される部分が多いような気がします。






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