goo blog サービス終了のお知らせ 

ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』<★★★☆☆>

2007年05月11日 08時55分13秒 | 映画レビュー
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
スタッフ・キャスト 監督 松岡錠司
原作 リリー・フランキー
脚本 松尾スズキ
出演 オダギリジョー
樹木希林
内田也哉子
松たか子
小林薫

映画データ 公開日 2007年4月14日 製作国/製作年 日本/2007年
配給会社 松竹

オフィシャルサイト http://www.tokyotower-movie.jp/
Copyright (C)2007「東京タワー~o.b.t.o.」製作委員会

1960 年代。3歳のボクは、遊び人のオトンを捨てたオカンに連れられ、小倉から筑豊のオカンの実家に戻ってきた。オカンは女手ひとつでボクを育てた。オカンの作る美味しいご飯を食べて、ボクは成長した。15歳になって、ボクはこの町を出て行きたくなった。大分の美術高校に入学し、東京の美大をなんとか卒業するが、仕事もせずに、仕送りしてもらい、更に借金を重ねていた。そんな中、オカンが癌に侵されていることが分かった。

ベストセラー小説でTVドラマにもなった「東京タワー」が映画に。原作は、リリー・フランキーの自叙伝的な作品だが、映画では主人公<ボク>を、リリー・フランキーなんだろうなぁと思わせてはいるが、そうと設定せず、あなたの物語としている。<オカン>に、苦労かけていると分かってはいても、ダメな自分を変えられない<ボク>に<オトン>。それは、誰もが若い頃の自分に思い当たることではないだろうか。ドラマチックなようでありながら、ありふれた物語が詩情あふれるナレーションを挟みながら展開される。オダギリジョーのいい意味で力の抜けた絶妙な存在感がいい。樹木希林演じる、強くて愛情深いオカンは、生涯記憶に残るだろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。