ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

20㎏オーバー(平ヶ岳:11)

2009年10月23日 22時41分01秒 | Weblog
昨日見た「燧ヶ岳」だけでなく、日光男体山、更には白根山までもが見えた。
山並みが幾重にも重なり、青く、いや「蒼く」目に映る。
なんて清々しいんだろう・・・この団体様さえいなければ。

体に疲れが残っていない訳ではないが、今日は下山だと思うと気は楽だった。
テント場まで戻り、荷物の最終確認をし出発した。
とは言っても、もう一か所立ち寄るところがある。
通称「たまご石」と呼ばれる奇岩がここから1㎞足らずの場所にあるのだ。
ここまで来てそれを見ずに帰ることはできまい。
少し登って分岐点にザックを降ろし、手ぶらで歩いた。
テント場の周辺の風景がよくわかった。
なだらかな谷間にポツンとあるテント場。
なんと、谷の斜面は一面キスゲの様な黄色い花で埋め尽くされていた。
お花畑の中にあるテント場だったのだ。
なんて俺たち二人にピッタリなんだろうか!(笑)
そしてみやまりんどう。名前はわからないがジュビロカラーの、いやいや淡い水色の花。食虫植物のもうせんごけ等々、高山でしか見られない植物がそこここに息づいているのだ。
中には食べられる実のついたものがあった。
う~ん、名前が思い出せない。
見た目はブルーベリーの様で、食べてみると酸味は強いが、甘さもある実だった。
これが疲れた体には実に美味い!
歩きながらついつい取って口に入れたものだった。

そうしているうちに「たまご石」らしき物体が見えてきた。
ははは、確かにありゃ卵だわ!