ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

20㎏オーバー(平ヶ岳:10)

2009年10月22日 21時48分46秒 | Weblog
平ヶ岳山頂はなだらかな丘が広がっているようだった。
湿地帯の部分もあるため、それなりにルートは整備されており、なるほどこれならおばさん達にもさほど苦にはならないかも・・・と思わせた。

本来であれば、昨日のまだ日の高い時間にテント場まで到着し、その日のうちに登頂しているはずの平ヶ岳。
自分のせいで起きた大幅なタイムロスが、結局は翌日まで響いてしまったのだ。
後ろめたい気持ちはあったが、早朝の山頂が実に爽快な気分だったのは正直なところだ。

少し先まで歩くと湿原地帯があり、立ち入り禁止区域となっていた。
だが、この場所からは360°の山並みが見渡すことができた。
新潟県、群馬県、福島県、そして栃木県の山々の稜線が、360°のあまりにも広大な一つの輪になって連なっているのだ。
美しい。美しいとは将にこのことだろう。
・・・と感動に浸っていると、例のおばさま方の団体御一行のざわめきが嫌でも聞こえてきた。しかも複数の団体様御一行がいるから、そのざわめき声ときたら半端じゃない。
でもって驚いたことに朝食を食べ始めたのだ。
いや、食べること自体が問題なのではなく、食べている場所が問題なのだ。
交互通行などできない細い一本道。湿地帯であるために板が敷かれている。
なんとその一本道に腰を下ろし、レジャーシートを広げ食べているのだ。
「ちょ、ちょっとそこは登山者が歩くための場所なんだけど・・・」
言えない。あのおばさん達に言ったらなんと跳ね返ってくるか、容易に想像できる。
疲れているのはわかるが、なにもここで食べなくてもねぇ。
そしてこの団体様。この後、またまた驚くべき発言と行動をとるのであった。
いやはや・・・(汗)。