つらい戦争
マッサン
NHK連続テレビ小説
「先週の『マッサン』の放送で、エリーが「つらい戦争を経験しました」と言われたけど、どの戦争?」
「マッサンとエリーがスコットランドから帰ってきたのが、1920年(大正9年)5月。それより前に起こった戦争なんじゃが、分かるかの?」
「うちはそういうのが、さっぱり分からんのよ」
「今からちょうど100年前の1914年に始まった、第一次世界大戦。それから足かけ4年間(1914年7月~1918年11月)にわたって、ヨーロッパを主戦場として行われた、人類史上最初の世界大戦なんじゃ」
「どことどこが戦うたん?」
「簡単にいうと、
イギリス・フランス・ロシアの三国協商
対
ドイツ・イタリア・オーストリアの三国同盟
というところかの」
「スコットランドはイギリスじゃったよね?」
「イギリス・三国協商側で、ドイツなどと戦うたんじゃの。スコットランドは失業と貧困のせいもあって、兵隊の募集に応じる率が高かったそうじゃ」
「貧困じゃったら兵隊になる確率が高いん? なんで?」
「軍隊に入りゃ、飯が食えて給料がもらえる。給料がもらえりゃ、その金で家族を養うことができる、というわけじゃ」
英国におけるスコットランドの比率は、人口では10%だったのに、兵の数では15%となり、死者の数では20%となった。
「スコットランドの歴史」ウィキペディア
「エリーが「つらい戦争を経験しました」という意味がよう分かるよ」
↓NHK朝のテレビ小説『マッサン』については、こちら↓
NHK連続テレビ小説「マッサン」
「今日は、「つらい戦争」ということで、スコットランドと第一次世界大戦について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」
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