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映画『わたしの、終わらない旅』 横川シネマ

2015年08月13日 | まんが・テレビ・映画
映画『わたしの、終わらない旅』

母が残した一冊の本から

横川シネマ











「聞いてください」子どもたちのために

そして、まだ生まれていない未来の子どもたちのために



2011年3月。

福島第一原発の事故の深刻さが明らかになる中、捉えようのない不安を胸に坂田雅子は亡き母が遺した一冊の本を手に取る。

「聞いてください」

と題されたそれは、母が1977年から続けていた原発を問うミニコミ紙をまとめたものだった。

フランスの再処理工場近くに暮らす姉からの1通の手紙をきっかけに反原発運動をはじめた母は、最期まで原発のことを気にかけていた。

そして起こった福島の事故-。

(映画チラシより)






この映画を製作した坂田雅子監督のお母さんは、

「聞いてください」という反原発運動のミニコミ紙を

1977年から出し続けとられた。





きっかけは、

イギリスのガンジー島に住む長女(監督の姉)が

フランスの原発の問題について書き送ってきたことじゃった。





英仏海峡にあるガンジー島の西側には

フランスのラ・アーグ岬があり、

そこには核燃料再処理工場があるんじゃ。





この再処理工場には、

世界各国の原発から出た使用済み核燃料が運び込まれとる。

もちろん、福島の事故で国内の原発が停止する前の日本からも。





坂田監督は、ここを起点として、

アメリカが核実験場として使ったマーシャル諸島、

そして、旧ソ連のカザフスタンに残されたセミパラチンスク核実験場と、

3つの国で取材。





78分という時間の中で、

人類と原子力という問題を、

マクロな視点で描いとられる。





この映画の極めつけは、

1996年の「第2回原子力政策円卓会議」で

監督のお母さんが発言するシーン。





「原子力基本法、つまり国策を見直すべきではないでしょうか。

国策も誤まることがあります。

私たちの年代は、身をもってそれを経験しました」






↓映画『わたしの、終わらない旅』については、こちら↓

『わたしの、終わらない旅』 公式サイト


「映画『わたしの、終わらない旅』監督・坂田雅子さんインタビュー」通販生活






↓横川シネマについては、こちら↓

横川シネマ公式サイト





そして日本では、おとつい(8月11日)

鹿児島県にある川内(せんだい)原子力発電所が

原子炉を起動、再稼働させた。





鑑賞日:2015年8月12日





今日は、横川シネマで上映中(~8月21日)の映画『わたしの、終わらない旅』について話をさせてもらいました。

ほいじゃあ、またの。

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