通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

旅の安全祈願をしたお守りの砂と、旅先から持ち帰った砂を混ぜて焼いた焼き物を何という?

2010年01月12日 | 広島の話題
宮島の工芸品には、宮島杓子(しゃもじ)・宮島彫り・宮島焼・ロクロ細工などがある。
中でも、広島県指定伝統的工芸品として指定されているのが、宮島焼。
宮島焼は、厳島神社社殿の下の砂を加えて焼いている。



【問題】
旅の安全祈願をしたお守りの砂と、旅先から持ち帰った砂を混ぜて焼いた焼き物を宮島焼といいますが、砂を混ぜていることから別名を何というでしょうか?

1.入砂焼  2.混砂焼  3.お砂焼  4.浜砂焼









【正解】
3.お砂焼



【解説】

むかし、旅に出る時には厳島神社を参拝し、本殿床下の砂をお守りとして拝受して出発した。
これを「お砂守り」という。

そして旅から無事に戻ると、旅先から持ち帰った砂に共に「お砂守り」を持ってお礼参りをした。
これを「お砂もどし(お砂返し)」という。

江戸時代、この「お砂」を焼物に入れて焼き上げたのが「お砂焼」の始まりといわれている。

広島藩の奨励品となったが、藩政の弱体化とともに廃(すた)れた。
その後も、窯の再興、衰退を繰り返す。



1909(明治42)年、京都で修行した初代・川原陶斎(かわはら とうさい)が、宮島口に窯を築いた。

初代・山根興哉(こうさい)は京焼、萩焼の手法を取り入れ、厳島神社の御祭祀品も担当するようになった。
こちらは、「ザ・広島ブランド 匠の銘品(工芸品)」にも選ばれている。

現在は3軒の窯元がある。



「お砂焼き祭り」というのがあって、毎年10月の第3日曜日に行われとるそうじゃ。
宮島ではなく、対岸の宮島口(本州側)なのでご注意を。

宮島のロクロ細工も「ザ・広島ブランド 匠の銘品(工芸品)」に選ばれとります。

わしゃ宮島に行ったら、厳島神社に詣(まい)って、食べて帰るだけじゃ。
うまいもんがあるし、出店もよおけえ出とりますけえの。

次からは工芸品が置いてある店も、ゆっくりと見て回らんといけませんのう。



今日は、お砂焼について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



今回は、こちらを参考にさせていただきました。感謝!

「広島県指定伝統的工芸品」ひろしま まなびネット

「ザ・広島ブランド」広島市ホームページ

「みやじま楽 お砂焼~伝統の窯元 脈々と」2010年1月11日 中国新聞社



ほいじゃあ、またの。

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