通でがんす

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蘭島閣美術館で特別展が開催されている画家は?

2010年06月06日 | 広島の話題
蘭島閣(らんとうかく)という名前は、下蒲刈に多く自生していた春蘭(しゅんらん)という蘭科の花の名前に由来しとるそうじゃ。



【問題】
呉市下蒲刈町の蘭島閣美術館で特別展が開催されている、旧安浦町(やすうらちょう)出身の画家は、次のうち誰でしょうか?

1.奥田元宋(おくだ げんそう)
2.平山郁夫(ひらやま いくお)
3.丸木位里(まるき いり)
4.南薫造(みなみ くんぞう)









【正解】
4.南薫造



【解説】
呉市下蒲刈町の蘭島閣美術館で開催中の特別展「南薫造の世界―瀬戸内を見つめて」(蘭島文化振興財団、呉市教委、中国新聞社主催)の来場者が4日、4千人を超えた。
過去5年間の同美術館の特別展としては最も早いペースという。

特別展は30日まで。
開館は午前9時から午後5時。
会期中は無休。
蘭島閣美術館=電話0823(65)30 66。

(「蘭島閣美術館来場者4000人超」中国新聞 2010年6月5日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006050003.html




今日は、「南薫造」「蘭島閣美術館」「下蒲刈島(しもかまがりじま)」について調べてみようかの。



まず、南薫造について。

南薫造は1883(明治16)年、賀茂郡内海(かもぐんうちのうみ。現・呉市安浦町)生まれ。
東京美術学校洋画科を卒業し、1907(明治40)年~1910(明治43)年にイギリスへ留学。
1921(大正10) 年から文展、帝展の審査員を務めた。
1950(昭和25)年、67歳で没。
代表作に「六月の日」、「春先」 などがある。

安浦町には安浦歴史民俗資料館があり、南薫造記念館も設けられとります。
土蔵跡に、鉄筋コンクリート平屋建てで、油絵13点を展示。
別棟の木造アトリエには、カンバス、絵筆などが置いてあるそうじゃ。

↓くわしくは、こちら↓

「安浦歴史民俗資料館」ひろしま文化大百科
http://www.hiroshima-bunka.jp/modules/newdb/detail.php?id=594



次に、蘭島閣美術館について。

蘭島閣美術館は総ヒノキ造りの美術館。
瀬戸内の美を探求し、郷土ゆかりの作家や日本を代表する美術作家の作品を中心に体系的に収集し、個性的な美術館活動を展開されとります。



本展では、広島が生んだ洋画壇の巨匠・南薫造の初期から晩年までの作品を通して、南の足跡を辿ります。
また 、愛弟子・新延輝雄との交流を紹介して彼の魅力にせまりたいと思います。

南が見つめた風景や暮らしの場面からは、身近にあるささやかなものの大切さを感じ取ることができます。
彼の愛した瀬戸内の風景と、作品とをあわせてご鑑賞いただきながら、作品からあらわれる穏やかでひたむきな心を感じてください。
そして、その心を育てた瀬戸内の風土と美しさに、皆様の心を和らいでいくことを願っています。

(南薫造の世界 -瀬戸内を見つめて-)




↓くわしくは、こちら↓

蘭島閣美術館
http://www.shimokamagari.jp/event/ins_bijutukan.html




最後に、下蒲刈島について。

下蒲刈島は呉市東部にある島で、朝鮮通信使で有名。
朝鮮通信使の接待は、広島県内では蒲刈と福山市の鞆で行われ、それぞれ「蒲刈御馳走(ごちそう)一番」「日東第一形勝(にっとうだいいちけいしょう。日本最高の景色)」と称えられたそうじゃ。

下蒲刈の三之瀬(さんのせ)の港には、船着の便をはかるため、長さ約113メートルもある長雁木(がんぎ)が作られた。
これは福島正則によって作られたところから、「福島雁木」とも呼ばれとります。

朝鮮通信使に関する資料を展示する「御馳走一番館(朝鮮通信使資料館)」があり、当時の記録をもとに模型で復元されとるそうじゃ。
また、江戸時代に設けられていた「蒲刈島御番所」も復元されている。

10月には、朝鮮通信使再現行列が行われとります。



↓くわしくは、こちら↓

三之瀬御本陣芸術文化館
http://www.kurenavi.jp/html/m000120.html

「よみがえる歴史絵巻~第6回朝鮮通信使再現行列~」くれナビ
http://www.kurenavi.jp/html/topics_info086.html



今日は、「南薫造」「蘭島閣美術館」「下蒲刈島(しもかまがりじま)」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



選択肢2の平山郁夫に関しては、平城遷都1300年を記念した特別展「シルクロード―奈良への道 平山郁夫展」が、尾道市瀬戸田町の平山郁夫美術館で開催されとります。
期間は6月2日(水)~7月14日(水)。



↓くわしくは、こちら↓

「シルクロード奈良への道 平山郁夫展」平山郁夫美術館
http://www.hirayama-museum.or.jp/



ほいじゃあ、またの。

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