広島銀行の歴史
前身は、第六十六国立銀行と第百四十六国立銀行
国立銀行ってなに?
ひろしま美術館は、創業100周年事業として建てられた
(中國新聞 2018年11月29日)
先日の新聞に、広島銀行が創業140周年を迎えたという広告が出とった。
そこで、広島銀行の歴史について調べてみた。
↓広島銀行については、こちら↓
「広島銀行のご案内」広島銀行
広島銀行は、今から140年前の1878年(明治11年)11月29日、尾道市に設立された第六十六国立銀行が始まりといわれる。
第六十六国立銀行(こくりつぎんこう)?
「第六十六」ってことは、66番目に作られたってこと?
ピンポーン!
これは、合(お)うとる。
「国立銀行」ってことは、国が経営する銀行ってこと?
ブー!
これは、間違い。
「国立銀行」は「国が作った銀行」という意味じゃのうて、1872年(明治5年)の国立銀行条例という「国の法律に基づいて、民間の資本によって作られ、経営された銀行」をいうそうじゃ。
1882年(明治15年)、中央銀行である日本銀行が設立されると国立銀行条例も改正され、国立銀行は普通銀行に転換。
これを受けて1897年(明治30年)7月、第六十六国立銀行は第六十六銀行と名前を変えた。
広島銀行の、もうひとつの前身にあたるのが、1879年(明治12年)4月に広島市で設立された、第百四十六国立銀行。
この銀行も1897年1月、廣島銀行と名前を変えた。
1893年(明治26年)の銀行条例によって、各地で銀行が設立されるようになった。
1912年(大正元年)には、広島県下で44行もの普通銀行が営業していたという。
1918年(大正7年)11月、第一次世界大戦が終わる。
大戦中から終わってしばらくの間、日本は景気がえかった。
が、その後は景気が悪うなって、取り付け騒ぎがおきる銀行が出た。
取り付け騒ぎというのは、銀行にお金を預けている人が、そのお金の払い戻しを求めて殺到、混乱を招くこと。
そんな状況にあった1920年(大正9年)6月、銀行の合併を進める動きが出てきた。
今まで紹介した第六十六銀行、廣島銀行のほかに、三次(みよし)貯蓄銀行、双三(ふたみ)貯蓄銀行など6行が合併。
広島市に本店を置く藝備(げいび)銀行が設立されたそうじゃ。
1945年(昭和20年)、戦時中の1県1行主義により、藝備銀行、三次銀行、備後(びんご)銀行、備南銀行、広島合同貯蓄銀行の5行が合併。
これにより、新しい藝備銀行が設立された。
同年8月、原爆被災。
広島銀行 本店
(撮影日:2017年9月23日)
1965年(昭和40年)2月、本店完成。
本店が完成するまで間、旧帝国銀行広島支店(後の広島アンデルセン)の建物を仮本店にしとった。
余談じゃが…。
本店は、2021年(元号未定)1月に完成予定。
広島アンデルセンも、2020年(元号未定)8月にリニューアルオープンの予定。
…と、どちらも建て替え工事の最中なんじゃの。
↓広島アンデルセンについては、こちら↓
ANDERSEN GROUP - アンデルセングループ
1950年(昭和25年)8月、行名を藝備銀行から廣島銀行に変更。
1978年(昭和53年)11月3日、創業100周年事業として、ひろしま美術館を開館。
ひろしま美術館は今年、開館から40年を迎えたんじゃの。
↓ひろしま美術館については、こちら↓
ひろしま美術館
1988年(昭和63年)7月、創業110周年事業として、行名を廣島銀行から広島銀行へ変更。
「広」島銀行は、たった30年前まで、旧字体の「廣」島銀行じゃったかいのう?
…覚えとらん。
というか、気にしとらんかっただけかもしれんが。
広島銀行 仮本店
(撮影日:2018年9月27日)
2018年(平成30年)、仮店舗に移転。
先に話したとおり、本店は今、2021年(元号未定)1月の完成を目指して建て替え工事中なんじゃの。
【参考文献】
(有元正雄・天野卓郎・甲斐英男・頼祺一:著『広島県の百年』山川出版社 1983年)
今日は、創業140周年を迎えた広島銀行の歴史について話をさせてもらいました。
ほいじゃあ、またの。
前身は、第六十六国立銀行と第百四十六国立銀行
国立銀行ってなに?
ひろしま美術館は、創業100周年事業として建てられた
(中國新聞 2018年11月29日)
先日の新聞に、広島銀行が創業140周年を迎えたという広告が出とった。
そこで、広島銀行の歴史について調べてみた。
↓広島銀行については、こちら↓
「広島銀行のご案内」広島銀行
広島銀行は、今から140年前の1878年(明治11年)11月29日、尾道市に設立された第六十六国立銀行が始まりといわれる。
第六十六国立銀行(こくりつぎんこう)?
「第六十六」ってことは、66番目に作られたってこと?
ピンポーン!
これは、合(お)うとる。
「国立銀行」ってことは、国が経営する銀行ってこと?
ブー!
これは、間違い。
「国立銀行」は「国が作った銀行」という意味じゃのうて、1872年(明治5年)の国立銀行条例という「国の法律に基づいて、民間の資本によって作られ、経営された銀行」をいうそうじゃ。
1882年(明治15年)、中央銀行である日本銀行が設立されると国立銀行条例も改正され、国立銀行は普通銀行に転換。
これを受けて1897年(明治30年)7月、第六十六国立銀行は第六十六銀行と名前を変えた。
広島銀行の、もうひとつの前身にあたるのが、1879年(明治12年)4月に広島市で設立された、第百四十六国立銀行。
この銀行も1897年1月、廣島銀行と名前を変えた。
1893年(明治26年)の銀行条例によって、各地で銀行が設立されるようになった。
1912年(大正元年)には、広島県下で44行もの普通銀行が営業していたという。
1918年(大正7年)11月、第一次世界大戦が終わる。
大戦中から終わってしばらくの間、日本は景気がえかった。
が、その後は景気が悪うなって、取り付け騒ぎがおきる銀行が出た。
取り付け騒ぎというのは、銀行にお金を預けている人が、そのお金の払い戻しを求めて殺到、混乱を招くこと。
そんな状況にあった1920年(大正9年)6月、銀行の合併を進める動きが出てきた。
今まで紹介した第六十六銀行、廣島銀行のほかに、三次(みよし)貯蓄銀行、双三(ふたみ)貯蓄銀行など6行が合併。
広島市に本店を置く藝備(げいび)銀行が設立されたそうじゃ。
1945年(昭和20年)、戦時中の1県1行主義により、藝備銀行、三次銀行、備後(びんご)銀行、備南銀行、広島合同貯蓄銀行の5行が合併。
これにより、新しい藝備銀行が設立された。
同年8月、原爆被災。
広島銀行 本店
(撮影日:2017年9月23日)
1965年(昭和40年)2月、本店完成。
本店が完成するまで間、旧帝国銀行広島支店(後の広島アンデルセン)の建物を仮本店にしとった。
余談じゃが…。
本店は、2021年(元号未定)1月に完成予定。
広島アンデルセンも、2020年(元号未定)8月にリニューアルオープンの予定。
…と、どちらも建て替え工事の最中なんじゃの。
↓広島アンデルセンについては、こちら↓
ANDERSEN GROUP - アンデルセングループ
1950年(昭和25年)8月、行名を藝備銀行から廣島銀行に変更。
1978年(昭和53年)11月3日、創業100周年事業として、ひろしま美術館を開館。
ひろしま美術館は今年、開館から40年を迎えたんじゃの。
↓ひろしま美術館については、こちら↓
ひろしま美術館
1988年(昭和63年)7月、創業110周年事業として、行名を廣島銀行から広島銀行へ変更。
「広」島銀行は、たった30年前まで、旧字体の「廣」島銀行じゃったかいのう?
…覚えとらん。
というか、気にしとらんかっただけかもしれんが。
広島銀行 仮本店
(撮影日:2018年9月27日)
2018年(平成30年)、仮店舗に移転。
先に話したとおり、本店は今、2021年(元号未定)1月の完成を目指して建て替え工事中なんじゃの。
【参考文献】
(有元正雄・天野卓郎・甲斐英男・頼祺一:著『広島県の百年』山川出版社 1983年)
今日は、創業140周年を迎えた広島銀行の歴史について話をさせてもらいました。
ほいじゃあ、またの。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます