通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

黄鶯見~七十二候~

2015年02月09日 | 季節の話題
黄鶯見

鶯が山里で鳴き始めるころ

七十二候





※注意

「黄鶯見」は、正しくは「黄鶯■(=目+見)睨」と書きますが、

「■(=目+見)」はパソコンで表示できない文字なので、

「黄鶯見」と表現させてもらいます。






今日は、七十二候のひとつ

「黄鶯見(こうおうけんかん。うぐいすなく。2015年2月9日~13日)」。

鶯が山里で鳴き始めるころ。





言葉の説明をすると…、

黄鶯(こうおう)は中国や朝鮮半島で見られる高麗鶯(こうらいうぐいす)のことで、

見(けんかん)は姿や鳴き声の清らかなさまをいう。





ウグイスが鳴き始めるいうたが、

その年に初めて鳴く鶯の声を「初音(はつね)」というそうじゃ。

昔の人は、風流な言葉を考えさってじゃのう。





「ホーホケキョ」と鳴くのはオスで、

近づいてくるほかの鳥に対して自分の縄張りを宣言し、

「ケキョケキョ」は、侵入してくる者への威嚇とされる。





ウグイスの別名が「春告鳥」で、梅の別名は「春告草」。

ここから、「取り合わせのよい二つのもののたとえ」で

「梅に鶯」という言葉ができた。





花札にもあるように、

梅とウグイスはセットで描かれることが多いが、

実際、梅の木に止まっている鳥はメジロの場合が多いそうじゃ。





【参考文献】

ハンディ版『入門歳時記』(角川書店 1984年)

アフロ『イラストで楽しむ 日本の七十二候』(中経の文庫 2013年)

別冊宝島編集部 編『旧暦で楽しむ日本の四季』(宝島SUGOI文庫) 文庫 2013年)






立春から6日目。

暦の上では春を迎えたが、

昨日、今日と広島市内では雪がチラついた。





季節の変わり目で、

まだ寒い日が続きます。

ご自愛ください。





ほいじゃあ、またの。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 原爆の図 | トップ | エキキタスイーツラリー »

コメントを投稿

季節の話題」カテゴリの最新記事