通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

ゴジラのビデオ、1本2万2,000円也

2023年09月25日 | まんが・テレビ・映画
前回、
「ゴジラ 1983 復活フェスティバル」
の話をさせてもろうた。



↓「ゴジラ 1983 復活フェスティバル」については、こちら↓

「ゴジラ 1983 復活フェスティバル」



そのパンフレットの中に、
ゴジラ映画のビデオの広告があった。





今日は、
ゴジラのビデオ、1本2万2,000円也
についての話でがんす。







(「ゴジラ 1983 復活フェスティバル」パンフレットより)


ゴジラ 2万2,000

ゴジラの逆襲 1万9,800

地球防衛軍 2万5,000

宇宙大作戦 1万9,800

妖星ゴラス 1万9,800

海底軍艦 1万9,800

モスラ対ゴジラ(シネスコ版)
1万9,800

地球最大の決戦 2万5,000

怪獣大戦争 2万5,000

南海の大決闘 2万5,000

ゴジラの息子(シネスコ版)
1万9,800

モスラ(シネスコ版)
1万9,800



今、ビデオの値段を見直して
改めて感じるが、
このころのビデオはとにかく高かった!

1983年といえば、
家庭用ビデオデッキが普及し始め、
街中にレンタルビデオ店が
できはじめたころ。

1982年春、高校を卒業した
わしや友人たちは、
社会人や大学生となり、
働いて、バイトをして貯めたお金で、
車やバイクを買うようになった。

同じように、
ビデオデッキを買い、
ビデオテープを買ったものだ。

このころは、
映画は映画館で観るものだったし、
テレビ番組は、
本放送を見逃すと、
次にいつ見ることができるか
わからない、という時代。

それが、手元にビデオがあれば、
いつでも見たいときに好きなだけ
見ることができる。

ゴジラが見れるなら
2万円くらい安いものだと、
大枚叩(たいまいはた)いて
ビデオを買ったものだ。

1,000円くらいだと有り難みはないが、
2万円も出して買った
大事な大事なビデオである。

ビデオ購入記念という名目で、
その友人の家や部屋に集まっては
上映会をしていた。

上映会といっても、
今のような大型のテレビや
モニターがあるわけではなく、
むかしの小さなテレビを囲んで、
皆でワイワイいいながら、
ツッコミを入れながら見たものだ。





以下、余談。


ビデオ広告の中に、
「シネスコ版」
とわざわざ断っていた。

なぜかというと、
このころのビデオは、
映画自体は横長画面の
シネスコ(シネマスコープ)でも、
テレビサイズで収録してあったのだ。

テレビでも、
両端をカットした形
(画面の中央だけが見える)
で放送していた。

ファンとしては当然、
映画と同じシネスコサイズで
楽しみたいのだが、
そこには葛藤があった。

今の横長テレビでシネスコを見ると
画面の上下に黒い線入るくらいだが、
このころのテレビでシネスコを見ると
上下に入る黒い線が
画面の半分1/3くらいを占めた。

そのうえテレビ画面自体が小さいので、
近くに寄ると分かるが、
引きの画面になると
何が映っているのかよく分からない、
なんてこともあったりしたのだ。

画面の端が切れても、
テレビ画面一杯に楽しむことができる
テレビサイズか、
映る面積は小さくなるが
オリジナルに忠実な
シネスコサイズか。

悩んだ挙げ句、
オリジナルに勝るものはないと
シネスコサイズを選ぶ人が多かった。





今日は、
ゴジラのビデオ、1本2万2,000円也
について話をさせてもろうたでがんす。



ほいじゃあ、またの。

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