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滅びゆく者に栄光を

2016年01月10日 | まんが・テレビ・映画
滅びゆく者に栄光を

高野小天狗(たかの こてんぐ)

NHK人形劇『真田十勇士』(さなだじゅうゆうし)






今から40年ほど前、

NHKで放送された人形劇『真田十勇士』

(1975年~1977年。原作:柴田錬三郎。人形:辻村ジュサブロー)

の話じゃ。





15歳で元服した真田幸村(さなだ ゆきむら)が

夜空を仰いでいると、

ひときわ明るく光る、己の運命を示す星のまわりに

小さな10個の星があらわれた。





それを見た幸村は、

「わしの股肱(ここう。主君の手足となって働く、最も頼りになる家来)

となって働く勇士が10人現われる」

ことをさとったんじゃの。





その10人の勇士の中に

熊野の忍者団「からす党」の五代目頭領で、

高野小天狗

という若者がおった。





彼は、父である四代目頭領から、

「滅びゆく者に栄光を」

「信州上田城にいる真田幸村殿にお仕えせよ」

という遺言を受け、幸村のもとに馳せ参じたんじゃ。





高野小天狗のいう「滅びゆく者」とは、

「豊臣家」であり、

「真田幸村」である。





小学生だったわしは、

「滅びゆく者に栄光を」

という「滅びの美学」に憧れたものじゃ。





しかし、真田幸村を始めとする十勇士たちは、

「滅び」のためではなく、

自分の生きるべき場所で、

自分の使命を全うするために、

「今」という時を全力で生きたんじゃの。





そうだよ 俺が生きているのは

今 この時さ


「猿飛佐助の歌」(作詞: 柴田錬三郎)






↓NHK人形劇『真田十勇士』については、こちら↓

「連続人形劇 真田十勇士」NHK名作選 NHKアーカイブス





↓「猿飛佐助の歌」については、こちら↓

「猿飛佐助の歌」YouTube





今日は、NHK人形劇『真田十勇士』に出てきた「滅びゆく者に栄光を」というセリフについて話をさせてもらいました。

ほいじゃあ、またの。

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