通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

スターウォーズが日本で公開されたころ

2015年12月18日 | まんが・テレビ・映画
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

1977年から1978年

SFブーム






今日、2015年12月18日の午後6時30分をもって、

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(監督:J・J・エイブラムス)が

全国一斉公開される。





『スター・ウォーズ』シリーズは全9部作あって、

今回上映される『フォースの覚醒』は

その7作目(エピソード7)にあたる。





今回は、その記念すべき製作・上映第1作目にして

シリーズ4作目にあたる

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(監督:ジョージ・ルーカス)

が公開されたころの日本について話をして見たいと思う。





↓映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』については、こちら↓

スター・ウォーズ STAR WARS





『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』は

アメリカで公開された1977(昭和52年)年5月(日本は翌1978年7月)当時、

サブタイトルのない、単に『スター・ウォーズ』(または『STAR WARS』)

というタイトルじゃったのは、ご存じのとおり。





『スター・ウォーズ』がアメリカで公開された1977年といえば、

日本では、テレビ版を再編集した

映画『宇宙戦艦ヤマト』(監督:舛田利雄)が公開された。





日本映画で初めてといわれる徹夜組が

公開前の劇場を囲むほどの大ヒットで、

「アニメブーム」「SFブーム」が巻き起こっとったころじゃ。





それまで「まんが映画」「テレビまんが」と呼ばれとったのが

「アニメ」「アニメーション」とよばれるようになったのも

このころからじゃったのう。





この年の11月にはアメリカで

『未知との遭遇』(監督:スティーヴン・スピルバーグ)

が公開(日本は翌1978年2月)、大ヒットしたこともあって

各映画会社がSF映画の製作を始めたんじゃ。





日本でトップを切ったのは、年末の12月に公開された

異星人の侵略を宇宙防衛艦「轟天(ごうてん)」が迎え撃つ

『惑星大戦争』(東宝、監督:福田純)。





翌1978年(昭和53年)のゴールデンウィークには、

里見八犬伝をモチーフにした、大宇宙チャンバラ劇

『宇宙からのメッセージ』(東映、監督:深作欣二)が公開される。





テレビでは、4月から

SF作家エドモンド・ハミルトンの小説を原案とする

『スターウルフ』(日本テレビ系、製作:円谷プロダクション)

7月には、忍者モノに衣替えした

『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』(テレビ朝日系、製作:東映)

が放送開始。





雑誌では、

「黒地に銀色のヤマト」が表紙を飾った

アニメ専門誌『アニメージュ』が5月に創刊。

8月には、SF映画雑誌の『スターログ日本版』が刊行開始。





ローカルネタじゃが、

RCC(中国放送)によるラジオドラマ

『スペースコンボイ』が放送されたのもこのころじゃった

…と記憶しとる。





というように、日本中「SF」で盛り上がった1978年7月、

待ちに待った『スター・ウォーズ』が公開され、大ヒット。

その年の映画成績第1位で、配収は43億円。





その『スター・ウォーズ』を迎え撃ったのが

劇場版2作目の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』。

配収21億円という記録は、13年後の1991年に公開された

『魔女の宅急便』(監督:宮崎駿)に抜かれるまで、

アニメ映画の興行成績としてはトップじゃった。





翌1979年には、

『エイリアン』(監督:リドリー・スコット)

『スター・トレック』(監督:ロバート・ワイズ)

『銀河鉄道999』(監督:りんたろう)

などの映画が公開され、テレビでは

『機動戦士ガンダム』(総監督:富野喜幸(現:由悠季))

の放送が始まり、

SFブームはさらに盛り上がっていくんじゃ。





今日は、映画『スター・ウォーズ』が公開された1977年から1978年ころの、SFブームについて話をさせてもらいました。

ほいじゃあ、またの。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする