通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

映画『あん』 サロンシネマ

2015年08月12日 | まんが・テレビ・映画
映画『あん』

関わり合う

サロンシネマ





縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。

そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。

ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。

徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。

しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…。

(映画チラシより)






この映画の一番の見どころは、

徳江の作るおいしい「あん」につられて増えた客は、

しかし、

指の曲がった徳江は「ハンセン病」ではないかという

「心ないうわさ」によって途絶えてしまうところじゃないかの。





あくまでも、「うわさ」。

誰かが声高に騒ぎ立てるようなシーンは、ない。

しかし、このことが実は一番怖かったりするんじゃ。





日常の生活の中で、

自分が発した何気ない一言が、

相手を傷つけてしまうことがありますよのう。





言うた本人は

正しいと思ってそう言うとるけぇ、

言うた自体を気にしとらん(ことが多い)。





ほいじゃが、それを言われた相手にとっては、

その一言で大きく傷つけられ、

時には立ち直れないこともあるじゃろう。





そういうことがあるということを意識して、

相手のことを知り、

思いやっていかにゃいけんのじゃないんかの。





…なんて偉そうなことを書いても、

「お父さんは、私のことを分かってくれていない」

と娘から言われるのが、現実であったりもするんじゃが…。





無関心ではなくて関わっていくこと、

関わっていった先に何が残るのか、

相互の関わり合いから生まれる関係性や物事を描けたらいいなと思っていました。

それこそが生きることを肯定し、

この世界の美しさを伝えることにもなると思うんです。

「『あん』樹木希林&永瀬正敏&河瀬直美監督 単独インタビュー」シネマトゥデイ






↓映画『あん』については、こちら↓

映画『あん』オフィシャルサイト

映画「あん」私設宣伝部






↓サロンシネマについては、こちら↓

広島の映画館サロンシネマ、シネツイン、八丁座





鑑賞日:2015年8月10日





今日は、サロンシネマで上映中(~8月21日)の映画『あん』について話をさせてもらいました。

ほいじゃあ、またの。
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