2014年11月21日(金)
旧暦/閏9月29日
月齢/28.2
日の出/6時48分
撮影時間/6時24分
~一休さん~
今日は、和尚さんや桔梗屋(ききょうや)、
そして、時の将軍・足利義満(あしかが よしみつ)をやり込めた、
とんち小僧・一休さんの命日じゃそうな。
有名な話としては、
「水あめの毒」
「このはし渡るべからず」
「屏風(びょうぶ)の虎退治」
などがありますのう。
「水アメの毒」は、こんなお話。
ある日、和尚さんは村人から水アメをもろうた。
この水アメを独り占めしようとした和尚さんは、
一休さんにこう言うた。
「この水アメは、大人が食べると薬になるが、
子どもが食べるとたちまち死んでしまうという、毒の水アメじゃ。
一休よ。決して口にしてはいかんぞ」
一休さんは、ほかの坊主たちと
この水アメを全部たいらげたあと、
和尚さんの大切にしていた茶碗を壊して、ウソ泣きをする。
泣いている一休さんに気づいた和尚さんが
理由をたずねると…。
「和尚さんの大切にしていた茶碗を、割ってしまいました。
死んでおわびをしようと毒の水アメをなめましたが、
全部なめても死ねません」
「このはし渡るべからず」は、こんなお話。
桔梗屋の店の前にある橋に、
「このはし渡るべからず」
と書いてある立て札が立ててあった。
桔梗屋は「はし(橋)を渡るな」と書いたんじゃが、
一休さんは「はし(端)を渡らなければいいんでしょ」とばかり、
橋の真ん中を堂々と渡ったというもの。
「屏風の虎退治」は、こんなお話。
「屏風に描いてある虎が、夜になると屏風から抜け出して暴れる。
困っているので、なんとか退治して欲しい」
と、義満が一休に頼む。
これに対して一休は、
「虎を捕まえますから、その虎を屏風から追い出して下さい」
と切り返して、義満を感服させたというもの。
小(こ)まいころは、一休さんのように、
とんちが使えて、機転が利いて、頭の切れる人になりたい
と思うとったんじゃがのう…。
ほいじゃあ、またの。