通でがんす

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『機動警察パトレイバー』 シネツイン新天地

2013年12月14日 | まんが・テレビ・映画


「今日、12月14日(土)の18時から、広島市中区にあるシネツイン新天地で『機動警察パトレイバー the movie(以下、「劇場版第1作」と略す)』(1989年)と『機動警察パトレイバー2 the movie(以下、「劇場版第2作」と略す)』(1993年)の2作品が上映されるんじゃ」

「…パトレイバーって、どんな話なん?」

「シネツイン新天地のホームページから紹介すると…」



「劇場版第1作」

レイバーと呼ばれる人型作業ロボットが活躍する世界を舞台に、警察のレイバー=パトレイバーを駆使して犯罪に立ち向かう警視庁特車二課の姿の描いた人気オリジナルビデオアニメ「機動警察パトレイバー」の劇場版。
1999年、東京湾岸部では多数の工事用レイバーを稼動させた大規模開発「バビロン・プロジェクト」が進行していた。
そんな折、自衛隊の試作レイバーの暴走事件が発生したのを皮切りに、何者かが仕組んだコンピュータウィルスにより都内各所の作業用レイバーの暴走が続発する。



「劇場版第2作」

2002年、突如として横浜ベイブリッジが爆破される事件が発生。
自衛隊機によるものと報道されるが、該当する機体は存在しなかった。
同様の不審な事件が都内で相次ぎ、警察と自衛隊の対立が深刻化。
事態を重くみた政府は実働部隊を治安出動させ、東京は事実上の戦争状態に置かれてしまう。
警視庁特車二課第2小隊隊長の後藤らは、東京に戦争を再現させてみせたテロリストの正体とその真相を追う。
竹中直人、根津甚八が声優として出演している。




(劇場版第2作のパンフレットより)




↓シネツイン新天地については、こちら↓

広島の映画館サロンシネマ、シネツイン、八丁座の広島地場劇場運営会社【序破急】



↓機動警察パトレイバーについては、こちら↓

PATWEB バンダイビジュアル PATLABOR OFFICIAL WEB SITE





「このロボット、どっかで見たような…」

「今年の10月くらいに、広島テレビで朝、放送しよる『ZIP(ジップ。日本テレビ系)』で紹介しよったんじゃが、覚えとるかいの?」

「あぁ、俳優の筧利夫(かけい としお)さんが出演するいうて、監督さんとトークしよっちゃったやつじゃね」

「それ、それ。実写版は今、制作中で、来年(2014年)はシリーズ全7章が、再来年(2015年)には長編作品として劇場公開される予定なんじゃ」



↓『機動警察パトレイバー』実写版については、こちら↓

THE NEXT GENERATION - PATLABOR -





「今回は、アニメの劇場版が上映されるんじゃね」

「この作品はもともと、漫画家の、ゆうきまさみ(『究極超人あ~る』)氏のほか、メカニックデザイナー:出渕裕(いづぶち ゆたか。『宇宙戦艦ヤマト2199』監督)氏、脚本家:伊藤和典(いとう かずのり。『平成ガメラシリーズ』)氏、キャラクターデザイナー:高田明美(たかだ あけみ。『魔法の天使クリィミーマミ』)氏、そして、劇場版第1・2作と実写版の監督を務める押井守(おしい まもる。『天使のたまご』)氏というメンバーからなる「ヘッドギア」から生まれた企画なんじゃ」

「漫画はいつごろから連載が始まったん?」

「今から25年前、1988年(昭和63年)にゆうきまさみが『週刊少年サンデー』で連載を始めて、同時期に、オリジナルビデオ(OVA。全7話)も発売されとるんじゃ」

「へぇ」

「そのほかにも、テレビアニメ化(1989年。全47話)、小説化もされとるんじゃの」

「今さらこんな話をするのもなんじゃけど、「レイバー」っていうのが、うちにはよう分からん。ガンダムのような、武器を持って活躍する、戦うためのロボットとは違ういうのは分かるけど…」

「この作品でいう「レイバー(Labor)」は、「人間が操縦する、汎用多足歩行型作業機械」のことをいうんじゃ」

「「多足歩行」ということは、人間のように「二本足」でないのもあるん?」

「…のもあるし、車のように車輪がついたものもあるで」

「そういや、テレビでやりよる『ロボコン』なんかでも、いろんなロボットがあるよね」

「で、なんでもそうじゃが、新しいものが出てくると、それを悪用する奴がかならず出てくる」

「レイバーも、犯罪に使われるようになったん?」

「…んじゃの。それに対処するため、警視庁は「特車二課(とくしゃにか。特殊車両二課)」を作って、パトロールレイバー(通称「パトレイバー」)を配備した、という話なんじゃ」

「パトレイバーって、警察のロボットか。それでパトカーに似た配色になっとるんじゃね」





映画公開当時の1980年代後半は、まだパソコンの普及度が低い時代だったが、その頃から早くも「コンピュータウイルス」に着目し、映画の重要な要素として取り上げた点が高く評価されている。

(「機動警察パトレイバー the Movie」ウィキペディア)




「「劇場版第1作」が上映された1989年(平成元年)いうたら、わしがWindows3.1を搭載した専用機で、5インチのフロッピー(フロッピーディスク)を使(つこ)うて仕事しよったころじゃ」

「3.5インチでなく、5インチのフロッピー?」

「そう、5インチのフロッピー。容量が1.2MBくらいしかないのに、データを保存するだけで、1~2分は当たり前のようにかかっとった。そんな時代。もちろん、MO(エムオー)も、外付けのハードディスクも、USBもなかった。…あったんかもしれんが、わしゃ見たことはない」

「パソコンが職場に普及しだしたのは、Windows95が発売された1995年(平成7年)からじゃったね。うちはこのころ、まだワープロを使いよったよ」

「しかも、今のようにパソコンをネットワークやサーバーに接続したりするようなことものうて(=無くて)、スタンドアロン、その1台だけで使いよった。ほいじゃけぇ、「コンピュータウィルス」いわれても、「コンピュータウィルス? なんのこっちゃ?」という時代じゃった」

「今なら、子どもたちでも「コンピュータウィルス」は知っとるよ」

「あと、レイバーは「OS(オーエス。オペレーティングシステム)」で起動するんじゃが、「OS」といわれても、ピンとこんかった」

「OSいうたら、Windows(マイクロソフト社)のことじゃろ?」

「あと、アップル社のMac OSとかの、パソコンの基本ソフトのことじゃ。そういう時代の映画じゃと思うて見てもらうと、また違った見方ができるんじゃないんかの。余談ついでに…。この映画では、レイバーは、HOS(ホス。ハイパーオペレーティングシステム)とか、LOS(読み方?。レイバーオペレーティングシステム)とかいわれるOSを使うとるんじゃ」





「今日は、夕方からシネツイン新天地で上映される『機動警察パトレイバー劇場版第1・2作』について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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