第3189号 29.09.23(土)
孔子曰く、道に志して、悪衣・悪食を恥づる者は、未だ輿に議するに足らざるなり。『小学』(敬身第三)167
孔子の言葉に、士たるものが道を学ぶことを志しながら、自己の粗衣・粗食を人前で気にかけるようでは、とても道について話し合うわけには行かない、とある。
【コメント】このくだりを書きながら、西郷隆盛のことを連想しました。
西郷隆盛が弟の家に行ったとき、嫁さんが食事を出したとのことであります。その時、弟が嫁さんに対して美味しくないといって叱ったというのです。その時、西郷さんが、口に入れるものがあるだけで感謝をしなければならないのに、美味いの、美味しくないのというものではないと叱責したとのことです。
私も同感です。空手道教室でも子供たちに贅沢をいうものではありません、と教えています。
これはテレビコマーシャルで、あれが美味しい、これが美味しいと終日報道しているから、皆が毒されているのだと思います。これほど教育上、よくないことはありません。
そして言葉の乱れについて、NHKが「ゴゴデシ」と短く表現するのもやめて欲しいものです。美しい日本語があるのですから、正当に表現して欲しいものです。
NHKは民法にすりよる必要はないのです。
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『不動心』(第58回)
人生に織り込まれた一本の糸
あれを見たか。それなら今度はこれを見るがいい。あなたは心を落ち着けて、素直なままでいればいい。誰かが邪悪なことを行なっているのか。それはその人間が邪悪だからだ。あなたの身に何が降りかかってきたというのだ。それは永遠の昔からあなたに定められた宇宙の宿命で、ほかのできごとと同じく、あなたの人生という織物に織りこまれた一本の糸である。人生は短い。理性に従って正しくふるまい、過ぎゆく時の中から自分に役立つものをつかみ取ることだ。ゆっくりとくつろぎなさい。ただし羽目をはずさない程度に。
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『臥牛先生遺教抄』(第14回)
一家の内皆己を悪しと思う者集まればよく治まり、自ら善しとする者集まれば治まらぬなり。その故は若し不都合の事ある時、主人吾悪しき為かようになりたりと言えば、倅はさにあらずおのが悪しき為なりと。妻も嫁も二三男も同じようにおのが悪しき為なりという家は善く治まり、是に反して主人吾は善けれども親父が無理なり、又妻や娘や二三男も互いに非を人に負わする家は始終風波荒立ち、治まりかぬるものなりと聞く。近き譬えなり。味わうべし。/font>
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昨日は荘内の東山昭子先生から、速達が参りました。先ず、荘内南洲会事務長・阿曾先生が病に臥せって居たとの事、存じ得ず大変失礼いたしました。回復して仕事をされているとの事、お互い体には気をつけたいものです。
そして11月23日に予定されている
〔徳の交わり〕チャリティ全国吟詠大会 ご案内
も頂きました。これは東北公益文化大学で開催されるとの由でございます。
でも、東山先生のお手紙によりますと、-----来年五月には創流百十年・新宗家襲名披露を兼ねる記念大会を新築なった鶴岡市文化会館で開催予定ですので、宗家としての最後の思い出となる企画です。
既に鹿児島の西郷南洲翁顕彰会様をはじめ、庄内関係各首長様からもご賛同を得、賞状なども準備させて頂く準備に入っております。つきましたは、味園博之様におかれても、別紙開催要項にご賛同賜り、大坪様などにも、力のこもった鹿児島の吟をおきかせ下さいますようおよびかけ頂きたくお願い申しあげます。-----そして、10月10日頃まで、ご回報賜ればとありますが、このお願いは、11月23日のことでしょうか。来年五月のことなのでしょうか。
中澤先生、高木先生、情報があると思われますが、教えていただけませんでしょうか。
今日は秋のお祭りですので、会館には明日でも電話でお聞きしたく存じます。
私は『臥牛先生遺教抄』をブログで綴っていますが、来年の「西郷隆盛----セゴドン 大河ドラマには『南洲翁遺訓』のご紹介があるのでしょうか。国家の繁栄の永遠性を考慮するならば、『南洲翁遺訓』なくしては価値が薄れると思います。
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孔子曰く、道に志して、悪衣・悪食を恥づる者は、未だ輿に議するに足らざるなり。『小学』(敬身第三)167
孔子の言葉に、士たるものが道を学ぶことを志しながら、自己の粗衣・粗食を人前で気にかけるようでは、とても道について話し合うわけには行かない、とある。
【コメント】このくだりを書きながら、西郷隆盛のことを連想しました。
西郷隆盛が弟の家に行ったとき、嫁さんが食事を出したとのことであります。その時、弟が嫁さんに対して美味しくないといって叱ったというのです。その時、西郷さんが、口に入れるものがあるだけで感謝をしなければならないのに、美味いの、美味しくないのというものではないと叱責したとのことです。
私も同感です。空手道教室でも子供たちに贅沢をいうものではありません、と教えています。
これはテレビコマーシャルで、あれが美味しい、これが美味しいと終日報道しているから、皆が毒されているのだと思います。これほど教育上、よくないことはありません。
そして言葉の乱れについて、NHKが「ゴゴデシ」と短く表現するのもやめて欲しいものです。美しい日本語があるのですから、正当に表現して欲しいものです。
NHKは民法にすりよる必要はないのです。
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『不動心』(第58回)
人生に織り込まれた一本の糸
あれを見たか。それなら今度はこれを見るがいい。あなたは心を落ち着けて、素直なままでいればいい。誰かが邪悪なことを行なっているのか。それはその人間が邪悪だからだ。あなたの身に何が降りかかってきたというのだ。それは永遠の昔からあなたに定められた宇宙の宿命で、ほかのできごとと同じく、あなたの人生という織物に織りこまれた一本の糸である。人生は短い。理性に従って正しくふるまい、過ぎゆく時の中から自分に役立つものをつかみ取ることだ。ゆっくりとくつろぎなさい。ただし羽目をはずさない程度に。
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『臥牛先生遺教抄』(第14回)
一家の内皆己を悪しと思う者集まればよく治まり、自ら善しとする者集まれば治まらぬなり。その故は若し不都合の事ある時、主人吾悪しき為かようになりたりと言えば、倅はさにあらずおのが悪しき為なりと。妻も嫁も二三男も同じようにおのが悪しき為なりという家は善く治まり、是に反して主人吾は善けれども親父が無理なり、又妻や娘や二三男も互いに非を人に負わする家は始終風波荒立ち、治まりかぬるものなりと聞く。近き譬えなり。味わうべし。/font>
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昨日は荘内の東山昭子先生から、速達が参りました。先ず、荘内南洲会事務長・阿曾先生が病に臥せって居たとの事、存じ得ず大変失礼いたしました。回復して仕事をされているとの事、お互い体には気をつけたいものです。
そして11月23日に予定されている
〔徳の交わり〕チャリティ全国吟詠大会 ご案内
も頂きました。これは東北公益文化大学で開催されるとの由でございます。
でも、東山先生のお手紙によりますと、-----来年五月には創流百十年・新宗家襲名披露を兼ねる記念大会を新築なった鶴岡市文化会館で開催予定ですので、宗家としての最後の思い出となる企画です。
既に鹿児島の西郷南洲翁顕彰会様をはじめ、庄内関係各首長様からもご賛同を得、賞状なども準備させて頂く準備に入っております。つきましたは、味園博之様におかれても、別紙開催要項にご賛同賜り、大坪様などにも、力のこもった鹿児島の吟をおきかせ下さいますようおよびかけ頂きたくお願い申しあげます。-----そして、10月10日頃まで、ご回報賜ればとありますが、このお願いは、11月23日のことでしょうか。来年五月のことなのでしょうか。
中澤先生、高木先生、情報があると思われますが、教えていただけませんでしょうか。
今日は秋のお祭りですので、会館には明日でも電話でお聞きしたく存じます。
私は『臥牛先生遺教抄』をブログで綴っていますが、来年の「西郷隆盛----セゴドン 大河ドラマには『南洲翁遺訓』のご紹介があるのでしょうか。国家の繁栄の永遠性を考慮するならば、『南洲翁遺訓』なくしては価値が薄れると思います。
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