味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

家に在れば貧も亦た好し。

2016-06-29 10:32:14 | ブログ
2738号 28.6.29(水)
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家に在れば貧も亦た好し。『雑書』
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 家に安んじ居れば、貧乏もまた味がある。725
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 家を出て友や仲間と会ってくつろぐのは大好きなのですが、ブログ書き(これは私自身の勉強と呆け防止です。)そして読書、書き物等々していれば、時間がなく、上にある「家に安んじ居る」ということになります。
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 現在、11時、鹿児島は雨と雷が凄い状況です。突風・竜巻さえこなければ、いくら大雨でも自宅が高台だから心配はないのですが。
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 2時間前、パソコンの前にきたら、昨夜の雷で電源が断となっていました。それを立ち上げるのに1時間ほどかかりました。このブログは少しずつ更新したいと思います。雷で電源断となる心配がありますので。
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昨日は阿曾先生から携帯へ電話を戴きました。実は歯科医へ行き、抜歯のため麻酔をしている時でした。そこで喋れないこともあり、携帯電源を切断した次第でした。申し訳なく存じています。今日もまもなく歯科医へ行く予定です。

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『臥牛菅実秀』(第274回)
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 一方、脱走に成功した者の数人は、このことを司法省へ訴えでた。そしてついにこの事件に対して司直の手が開墾場に伸びてきたのである。
 赤沢経言は、江戸取締り以来、新徴組の取扱役となり、戊辰戦争のときは隊長、そして開墾では組長の一人であった。経言は前から組内で浮き足だっている者と、それを憤慨する者との対立を憂慮し、過激な行動に出ることを極力警戒していたのであるが、ことここにいたっては、罪を一身に引き受ける覚悟を決めていたのである。
 六年七月、司法省から大審院判事早川影矩が出張し、開墾士族を拘引して取調べた結果、赤沢経言と新徴組内の八名を東京に召喚して処刑することを申し渡した。

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『農士道』(第550号)
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 読書を以て学と為せば、則ち玩物喪志の徒なり」と断じているが、真に卓見である。現代教育の欠陥は實にこの「学」と「読書」との混同にある。読書求知は飽くまでも着実に志の長養、道への精進を助くる為のものであらねばならぬ。
 二宮翁も亦、
「大道は譬えば水の如し。善く世の中を潤沢して滞らざるものなり。然る尊き大道も書に筆して書物となす時は、世の中を潤沢することなく、世の中の用に立つことなし。譬えば水の氷りたるが如し。元水には相違なしといえども少しも潤沢せず、水の用はなさぬなり。

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