晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

世界報道写真展 7/1

2016-07-01 | 文化に触れよう

2016.7.1(金)晴れ

 6月3日から立命館の衣笠キャンパスで開催していた世界報道写真展がまごまごしているうちに草津キャンパスに移ってしまった。しかも7月8日までの開催である。これはもう見逃すわけにいかないので、えーいとばかりに出かける。草津に居住する山ちゃんに連絡すると、ちょうど時間が空いているので同行してくれることになった。レンタサイクルで予定していたのでずいぶん助かった。

最近の学生はこんなすてきなキャンパスで勉強してるんだ。
 報道写真は震災や戦争の写真集を買ったり、新聞で開催されるコンクールを閲覧したりしているのだが、現物を見るのは初めてである。一般の写真展は何回か見たことがあるのだが報道写真展は初めてである。報道写真は単に事件や事故をフィルムに写すだけでなく、カメラマンの意図、社会的な問題の提起が実にわかりやすい。一般の写真展では「きれいやなあ、おもしろいなあ」だけで終わってしまうのだが、報道写真展では、その画像の裏に潜む社会的な問題を考えさせられるのである。
 戦争、テロ、難民などの分野ばかりかと思ったのだが、自然やスポーツ、日常生活などあらゆるジャンルが登場して心に迫るものがある。もっとも心を打ったのは難民申請の登録を待つ少女と米軍内の性的暴行によるトラウマ(MST)を長期取材した写真である。この写真展は館内のみ撮影可という実に粋な計らいで、多くの写真を撮ってきた。パネルの向こう側を歩く人の足が写ってこれまた芸術的な感じがしないでもない。

世界報道写真展は7月8日までやってマス。

【今日のじょん】近畿北部は梅雨の雨もたいしたことなく助かっている。雨の夜の間に降ることが多いのだが、この間の草のと木々の伸び具合はすさまじいものがある。自分とこだけでも手がまわらんのによそのまで請け負ってもう大変、じょんの手も借りたいくらいだ。

コメント (1)
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