晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読 日本古代地名の謎 5/9

2012-05-09 | 雨読

2012.5.9(水)曇

 本を読む場合、就寝前の少しの時間を使って読む本と綾部温泉に行った際の待ち時間に読む本とその他のあらゆる時間を使って読む本の三種類がある。前者は読了するのに半年はかかるし、次は3ヶ月、通常の読書は10日間程度だろうか。前者の場合であっても興味深いものは通常の読書に昇格したりするのだが、今回のは温泉の待ち時間に読んだ本なので、3ヶ月ぐらいの読書期間がある。はっきり言って一体なにが書いてあったのか解らない状態である。逆を返せば内容的につまらないものであったことは否めない。
 「日本古代地名の謎」山口恵一郎監修 本間信治著 新人物往来社 昭和53年第三刷 定価1,300円 購入価200円P1010664

 タイトルが地名の謎などとなっているのだが、特別に謎解きをしたような内容でも無く、あとがきにあるように諸説入り乱れた地名解説について、諸先輩諸先生の研究成果を紹介し、本間氏の見解を述べ、現実に残る地名を紹介されるというパターンの繰り返しである。従って教科書的、辞書的な見方をすればそれなりに価値があろうかと思われる。
 わたしとしては上林に存在する、草壁、弓削、日置谷(へきだに)の部民あるいは御名代に因む地名の謎を解きたかったのだが、残念ながら混迷を深めるだけであった。それは部民、その氏族というのが多岐にわたり複雑に全国に存在しているということではないだろうか。山間の草深い上林の地の狭い範囲に三つの部民や御名代の地名があるのは不思議なことではあるが、逆にそのことが謎を解くヒントであるとも思えるのだ。これ等の地名はいたずらに付けられたわけでは無く、これ等の氏族、あるいはその所以の民が古代になんらかの理由があってこの地に住み着いたものだろう。Img_3581 Img_3873 P1000561




日置谷、草壁、弓削

 それを考えるのはまさしくロマンではあるが、本書の内容からは残念ながらヒントは得られない。紹介している現存の地名にも上林の三地名は出てこない。つまりマクロな地名研究の本では無いと言うことだ。しかし前述したように教科書として、辞書として大局的なことを知るにはこういう本が良いのだろう。

【作業日誌 5/9】
倉庫整理

今日のじょん:新じょん語録(11)かものはしじょん
じょん語録にあったと思うけど、実はファイルの整理をして消してしまったので改めて紹介する。べちゃっと床にあごを着けて寝ていると口がカモノハシ状態になる。P1010663

来年は、じょんじょんおもしろ写真集を作ろうと思ってるので、もう少し正面かららしいのが撮れたらノミネートされるだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする