晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読・「逆説の日本史 1」 3/25

2010-03-25 | 雨読

2010.3.25(木)雨

 逆説の日本史ー1 古代黎明編 封印された「倭」の謎、伊沢元彦著、小学館発行をI鼻さんにお借りしてやっと読み終えた。Img_4094 第一章の、日本はどうして「倭」とよばれたのかの章が余りにも理屈っぽくて、何か同じことが繰り返していて、読みにくくて一月ぐらい時間がかかってしまったのだ。なぜ同じことを繰り返すのかは、この本は元来週刊ポストに連載されていたものだからと後から判った。大国主命、卑弥呼、神功皇后、天皇陵と朝鮮半島は興味深く、伊沢氏の書き方にも慣れてきたので、二日間で読了した。逆説というからどんなんかなあと思っていたが、本説?がどれか解らないので特に違和感は感じなかった。大国主命、卑弥呼についてはわたしも同じ考えを持っていたし、天皇陵と朝鮮半島については同感であり、爽快な文章であった。神功皇后に関する説は、大胆で且つ飛躍的な感がするが、わたしが今までに読んだ歴史書では、三韓征伐について当然の事実として書かれており、当惑を禁じえない。
 歴史の見方について、学者や学会がどのような見方をしているのか知らないので何とも言えないが、私自身が逆説的な見方をしているのだろう。枝葉末節なことだが、旧約聖書のノアの箱船の話など、中学校の時の読書感想文に同じことを書いていた。
 出雲大社における神々の配置については、訪れたときに不思議に思っていたが、今回読んで納得出来た。宇佐神宮については神々の配置など気にもしていなかった。Img_4540 Img_3407

左:大国主命は西を向いておられる。写真の方向。
右:宇佐神宮の比売大神とは一体誰か?

本書はあくまで仮説といわれているが、将来いくつかは解明されることもあるだ ろう。歴史のとらえ方について一石を投じたと思うが、そんなもので学者や学会が態度を変えるような柔な世界ではなさそうだ。ましてや宮内官僚をや。

今日のじょん:もう三日も雨がつづいている。じょんの神経性胃腸炎にはレインコートが影響しているのではという意見もあり躊躇していたのだが、そうも言ってられない状況だ。着せるときは固まってるが、着せてしまえばいつもどおり走り回って居るので、少しぐらいならいいか。Img_4090

合羽着て走り回っておりやすワン。 

コメント
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