晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

続・磁鉄鉱 3/21

2010-03-21 | 歴史・民俗

2010.3.21(日)曇、雨

 上林川で磁鉄鉱というか磁石に反応する岩石は三種類ある。最も著名なのは花崗岩性の岩石で、図鑑で写真を見る限りでは閃雲花崗岩というのに似ているが、本当は何というものか解らない。その成分となる結晶などを分析しないと見た目だけでは判断できないのだ。もう一つは赤色のチャート、これは綾部市の資料館でも展示されていたので間違いないと思う。もうひとつは堆積岩のようだが、実際なんだか解らない岩石である。緑色の石の間に赤い成分がちょうど筆で線を書いたように流れている、美しい、神秘的な岩石である。Img_4045
 右から、花崗岩状石、赤色チャート、緑色の石、すべて磁石がくっつく。

 実に頼りない話であるが、どの岩石にしてもその名前も解らない、図鑑なんてのも役に立たない。石って奥が深い物なんだと今更ながらに思う。わたしのつたない知識ではどうしようもないのだが、一番目の岩石が磁鉄鉱を含む鉱石で、これが砂鉄のもととなっており、二番目、三番目の石は堆積している間に鉄分が沈着して、磁石に反応しているだけのものではないかと予測している。河原には一番目の岩石が最も多く存在しており、鉄の原料としてはこの岩石が最も確率が高い。ただし磁石に反応する確率は、三番目の緑色の石が最も高い。毎日石を拾いながら歩いていると、段々どのような石が磁石に反応するか判ってくる。一番目の石では、石英部分が少ない、つまり緑の部分が多くて、黒っぽい物が確率が高い。二番目の赤色チャートでは、比較的赤色が薄くて、白色部分が少なく、茶色っぽい層が走っている物がよろしい。三番目の石は比較のしようがないが、もともと確率的に高いようだ。5日間三種類の石のうち確率の高そうな石を10個選び、どの程度の確率で磁石に反応するか調べてみた。
第一日目10%
第二日目20%
第三日目40%
第四日目50%
第五日目50%Img_4048 Img_4049
Img_4053



写真は初日(右上の一個)、二日目(右側の二個)、五日目(右の五個)の様子である。段々選択する眼力が高まっているということだろうか。ただ何も考えないでその種類の石を拾っていたら、大体10%の確率で、下手をすると一個もないと云うときもある。今回の実験は三種類の石をアトランダムに選んでいるということで、弱点がある。次に種類毎の選択石拾い実験をやってみたい。乞うご期待。

【作業日誌 3/21】
薪割り

今日のじょん:夜中の吠えが激しくなってきた、最初はウーといううなり声なんだが、こちらが反応すると途端にワンワン大声になる。堪らないので無視していると、ウニューグリュリュと変な声を出して、やたら不満そうだ。一体何が起きているのか、まったくもって不明である。

コメント
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