晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

図鑑 3/17

2010-03-17 | 歴史・民俗

2010.3.17(水)曇

 小学生の時図鑑というものに憧れた。男の子ならきっとおぼえがあるだろう、昆虫図鑑や恐竜図鑑。学校の図書館には必ず用意されているものなんだが、自分自身の手元に置きたいのだ。大体図鑑なんて、読み物じゃないから、借りてきて見たって意味がないのだ。だけど図鑑を買って貰えるほど裕福な家庭はそう無かった。我が家も貧乏だったから、図鑑どころか小学何年生なんて雑誌も買って貰えなかった。そしてその子供達はおじいちゃんおばあちゃんに図鑑の全集を買って貰っていた。時代の相違といえども我が子に嫉妬するような状態である。私たち自身が図鑑を買える年代になると、今度はそういうことにちっとも興味が無くなった。そして今、興味が蘇って、あるいはその他の事由で図鑑が欲しいなあと云うことになったが、今度は収入が無くてそんな物買えなくなった。なんとも世の中うまく行かないもんである。
 ところがネット販売という救世主が現れる、ちょうどわたしが小中学校生の時分の図鑑なら、500円から1,000円までで売ってるのだ。さっそく鉱石図鑑と岩石図鑑を1500円で買う。子供時代の夢が数十年の時を経て叶う、素晴らしい時代だ。Img_4047
 上林では皆が寝静まった深夜12時までの時間を図鑑を繰る。とりあえず、上林川で拾った磁鉄鉱を含む石は一体何なのか、じょんのびの庭から出てくる朱色の砂は一体何なのか、地学って最高に得意な科目だったのに、そこに転がっている石の素性も解らない。
 実は2月24日の記事に、磁鉄鉱を含む緑色片岩かというのを書いたのだが、これは誤りである、おそらく花崗岩と思われるのだが、今少し調べてみないといけない。(2月24日の記事は訂正済み)石の素性が解れば、その地の歴史が解る、歴史ったって人間の歴史じゃなくて、地球の歴史だから何万年、何十万年前と気の遠くなるような過去のことだ。Img_4045

磁鉄鉱を含む石は三種類、右からごま塩状の花崗岩、赤いチャート、緑に赤い紋の多分これもチャートだと思う。


 例えばチャート、これは沢山拾ってきている赤い石なんだが、深海で生物が堆積して出来たという。ということは上林もかつては海の底だったわけだ。そういえば菅坂峠に鍾乳洞があると聞く、これもかつて海の底だったということだ。つづく

【作業日誌 3/17】
薪割

今日のじょん:じょんの誕生日が近づいている。昨日買った吉野桜をじょん2才の記念樹とする。かみさんがプレートを作ってぶら下げていた。病気治ったのがよほど嬉しかったようだ。Img_4043
 
 
 

コメント
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