日々生活していれば、当然ながら疲れていたり、悩んだり、心穏やかならぬときが誰にでもあるものです。そんな時をどうやりすごすかは人それぞれでしょうが、自分の好きな本を読む、というのも有効な方法の一つではないでしょうか。
20年以上前に亡くなった写真家、星野道夫さんの「旅をする木」は、私が留学先にも持っていった、お気に入りの一冊です。先日久々に開いてみて、改めてしみじみ、良い本だなあと感じ入りました。
厳しい大自然の中で生きた人だからこその、実のあるやさしい眼差しに満ちた文章は、読んだ後、美しい夕焼けを見た後のような、静かであたたかい気持ちになります。折にふれて読み返したい一冊です。
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