先日の鶴岡公演では、沢山のご来場ありがとうございました!実はバボラーク氏によるモーツァルトの協奏曲は久々の降り番、何の緊張もせずに心ゆくまで彼の美音を堪能しました。中でも彼が作曲したというアンコール「ファンファーレ」が、もの凄い超絶技巧のはずなのにハミングでもするようにキラキラした音の粒が踊っており、本編以上に度肝を抜かれました。
さて、そんな素敵なコンサートの後には、晩夏のホラーが待ち受けておりました。暗い山道を走り抜けて帰宅した時は気づかなかったのですが、翌日車に乗ろうとすると、そのフロントにはベッタリと、、、!!!無数の羽虫が張り付いておりました。。。。泥かと思ったものは全て羽虫、まさに身の毛もよだつ光景。夏に山道を走ると多少こうなるのは知っていましたが、時期とエリアが悪かったのか、これまでお目にかかった中で最悪の状況です。
慌ててセルフのガソリンスタンドの洗車スペースに向かったのですが、なぜか今日に限ってなかなかの行列。しばらく待っていたのですが、待っている間に「この虫、私の力でちゃんと落とせるのだろうか」と、なんとも言えない不安な気持ちになってしまい、有人のガソリンスタンドに助けを求めることに変更。
向かったガソリンスタンドでは、若いお兄さんが「洗車にも色々種類がありまして」とメニュー表を見せて下さり、「この一番安いのでも(虫が)落ちますか???」と訊くと、多分大丈夫です、頑張ってみますとのありがたいお返事。ここで高いメニューじゃないと、と言われたら、多分それを選んだと思うのですが、なんと誠実な。感謝、感謝です。
そしてスタッフ様が洗車に尽力して下さる間、私は涼しい室内で待機。申し訳ない限りです。
終わりましたという声で外に出ると、見違えるようになったピカピカの我が愛車が鎮座。いつ山道を走ったのですかと尋ねられ、昨夜なんです、着いた時は気付かなくて、、、と面目なく返答すると、「すぐだったので良かったです、時間が経つと落としにくくなってしまいますから」と、にこやかに応じて下さいました。汗だくのお兄さんは、もしやまだ学生さんではないかと思うほどの若さで、世の中には頼もしい若者が沢山いるものだと感じ入った次第。
何となく気付いてはいたのですが、どうやら私は「働いている人」の様子を見るのが好きなようです。まあ、私が見られるのは、大抵小売業かサービス業に限られますが、よく働く若い人を見るにつけ、心の中で頭を垂れております。いつもありがとうございます、これからもよろしくお願いいたしますね。
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