猪に荒らされた土手
キクイモは戦後入ってきた野菜である、それが野生化してあちこちに大きく茂っていた。
ところがいつのころからか里山から猪が出没し、土手を崩し始めた、キクイモを食べる為である。
猪鼻の破壊力はすごい小型のブルト―ザーに匹敵するほどである、彼らの猛攻の結果数年を待たず、あれほど繁茂していたキクイモはあらかた絶えてしまった。
しばらくして 猪の間に悪性の伝染病が蔓延したらしく、猪は急激にその数を減らし、猪の食害は無くなった。
すると猪が食べ残したキクイモが又勢いを盛り返し、秋になると鮮やかな黄色の花が方々に咲いた。
キクイモには糖尿病を改善する成分があるらしい、まわりの雑草を刈り、少し手入れらしいことをして年ごとに株が増えることを楽しみにしていた。
しかし 先日キクイモ畑??は見事に掘りつくされていた。猪が復活したらしい。
農家組合長は地区の鳥獣害対策推進協議会の副会長を職名委嘱されるから、忙しくなるかもしれない。