常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

梅雨の合間

2009年07月06日 | 季節の便り
アジサイ

シジュウカラが巣立って空いていた巣箱に、別のシジュウカラが出入りを始めた。
隼人君によると、彼の鳥の2回目の巣作りは珍しい例ではないらしい。
梯子をかけてそっと覗くと真新しい巣材の真ん中に3個の卵があった。
春の時と同じく10個ほどがそろったところで親鳥は卵を抱き始めるという。
なんだか得した気分である。
巣箱の下でアジサイが咲いている。
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ルバーブと竹の子

2009年07月05日 | 季節の便り

数年前ルバーブが我が家にきて畑の隅に定着した。
年に1・2回だけジャムを作る。
今年はルバーブのある畑を知人の農家に管理委託した、知人は数少ない畜産農家で、畑は牧草地として管理されることになった。
春雪が解けたころ、かみさんがルバーブの株を掘り出して、別の畑に移植してくれた。
新居で色鮮やかに育ったルバーブは、今年もジャムに変身して、いつもの程良く調和した酸味が嬉しかった。
破竹の筍は、これから10日ほどが最盛期?である、瓶詰めを作ったり、近所におすそ分けしたり、その始末も大変だとかみさんが言っていた。
最近 無断で筍の収穫を手伝う人が出没しているらしい。
私のやる事は筍ご飯を作ることである。
昨日 突然のお客に、この筍ご飯をふるまって大好評を得た。


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父のメモ

2009年07月04日 | 季節の便り
セントポーリア この高貴な佇まい


父のメモ(1974年7月)
古い書類の中から父のメモ書きが出てきた。
体調の優れない日々が続く父69歳のメモである。
「すでに7月となった。昨日の朝も今朝も中々寒い。
天気になったしるしかも知れぬ。
多少のいざこざがあって「その」は不機嫌である、無理もない、こっちにも言う事は多々あるが、これは世界観、人生観の違いでどうにもならぬ。
一般的に世の中がへんてこになってきた。
自分のことばかり考えているからである、俺も少しは気を入れて本気にならなくてはならぬ。何故かといえば、行動せらざれば、永久に変わることがないからである。」
***「その」は母の名前である
父がこのメモを残した年令を私とうに越えている。
このことに改めて気付き当惑した。

父は73歳で他界した、
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さるなし

2009年07月03日 | 季節の便り
猿梨

深山のサルナシは古木に絡み付いて、人間を寄せ付けない見上げるような梢の先についている。
だから人の口には中々入らない。
去年 川沿いの道に自然にできたサルナシの棚を見つけた。
潅木を支柱にして、道路に覆い被さるようにその棚は形成されていた、可憐な花が咲いて、梅雨時には青い実が無数に枝についた。
圃場整備事業で立派な道が開通したので、この川沿いの道は廃道となり、めったに通る人はいない。
しめしめ 晩秋の実りを1人占めできるとほくそえんだ、それから青い実の成長は、10日に一度ほどの散歩の楽しみの一つになった。
しかし 収穫期が近いある朝 猿か鹿か鳥か,はたまた人間の仕業か、深山の珍果はことごとく失せていた。私のほかに密かに狙っていたものがいたのである。
サルナシの棚は今年も梅雨空の下にゆたかに青い実をつけた。


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防災研修

2009年07月02日 | 季節の便り
ガクアジサイ

2007年7月16日梅雨のころ孫二人を連れて娘の婿が薬草を採取にきた。
孫の通うう中学校では備品整備費として夏休みの薬草採取が義務付けれれていた。
オウバコが程良く成長し採取の適期である。
身支度を整えていざ出発と外に出た時、強い風が吹くような音がして地面が不気味に大きく揺れた。
中越沖地震である。テレビ報道によると規模は極き大きいらしかった。
警察官の婿は役目がら即座に勤務地の長野市に向かった。

昨日雨の中、松本市の防災関係の役割を担う方々と、中越沖自身の被災地柏崎市へ防災研修に出かけた。片道2時間半程の行程である。
被災者の声を直接聞くことができ、災いを防ぐ準備の困難さを改めて実感した。



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梅雨

2009年07月01日 | 季節の便り
鬼胡桃

山沿いの道脇に繁る鬼胡桃がこんなに大きくなっていた。
久方ぶりの雨を吸って生気が溢れていた。

昨日京都は雨で明けた。
ホテルの窓から薄い梅雨の霧がかかる山並みが遠望できて、目を凝らすと山腹に黒い五重塔の輪郭が影絵のように見える。
その輪郭が霧の中に沈んだり浮かび上がる様がいかにも古都らしく思えた。
京都の地理に不案内な上に、皆目方角がわからない、名のある寺院の塔であろう。

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