常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

七草粥

2010年01月05日 | 季節の便り
セントポーリア(白色)につぼみ



正月7日朝の七草粥を忘れて過ごす事が多くなった。
春の七草 懐かしい言葉だけれど、摘み草するには季節が早すぎるからだろう。
見渡す限りの枯野や雪原、凍りついた小川から七草を摘み集めることは難しい。
ずっと昔、子供たちは七草の前日、野菜畑に残された大根や野沢菜の柔らかい新芽を摘み取り、苔のように地表に張り付いたハコベを剥ぎ取り、流れに自生する葉の色が紫がかったクレソンなどの材料を少量づつ集めた。
1月7日朝 昨日摘んだ七草の鮮やかな緑が混じる、熱い粥をいただく、美味しいと思ったことは一度もない。
その上に粥がどんなに熱くても、決して吹いてはならないという。
その理由は七草粥を吹くと、必ず田植えの時大風が吹くからである。
その教えを頑なに守っても、田植えに風が吹くことがある、あちらで田植えをしている他家族の誰かが粥を吹いたのに違いない。
コメント
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