常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

三九郎

2010年01月10日 | 季節の便り
三九郎完成
朝9時から子供会、保護者会、町会、公民館役員が総出で三九郎をたてた。
骨組みとなる丸太は間伐材のヒノキを使った。
所がら木材材料に不便はしない。
昨年より一回り大きな2基の三九朗が完成した。
1時間余りで作業は恙無く終わり、保護者会心づくしのトン汁を美味しくいただき解散した。


燃える
午後4時 三九朗に点火された。
子供たちの安全を考慮して明るいうちに点火するのが習わしとなっている。
最初に小さな三九郎(小小屋)に点火され、それが燃え尽きるのを待って、大小屋に点火される、点火は子供会年長者により行われる。
黄昏に近く村人が徐々に集まってくる。里帰りだろう何十年ぶりに懐かしい人に会うこともある。
素材が乾燥していた三九朗は約10分で燃え落ちる。
三九郎内部に仕込まれた青竹が威勢よく爆ぜて、炎は風を巻いて音を立てた。
火は天空を焦がし、もう人間の叡智で制御することはできない。
子供たちは、火の楽しさと、恐ろしさを心に刻みつけたことだろう。


コメント
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