常念が見える部屋から

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薄川第二水力発電所水圧管

2006年08月02日 | 季節の便り
薄川第二発電所(長野県松本市入山辺)
出力1,300KW 落差149.2m 最大水量1.14m3/s 1912年竣工
94年前に作られた古さでは日本有数の水力発電所導水管である。
上流で取水され水は、長い水路を経て、導水管の中を一気に駆け下りて電気に変わる。
当時この水を農耕水として利用していた農民は、発電により水の精気が抜かれて水稲栽培ができなくなるとこぞって反対した。
そこで電力会社は村内の各戸に無料で電灯をつけることを提案したところ、真っ青になって、そんな危ないものを家の中に引っ張り入れることはご勘弁と逃げ出したと言う。
真偽のほどは解らないが、明治の末、約100年も昔の話である。

コメント
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