或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

西条酒まつり

2010-10-16 08:04:11 | 800 観光
先週の日曜日は、ここ数年来行ってみたいと思い続けてきた「西条酒まつり」へ。西条というのは広島県東広島市の地方名で、古くから酒処として有名。この祭りは毎年10月に開催されているのだけど、2日間で約20万人もの人出があるということで、かなり大規模なものだとは感じていた。前日は雨の中の釣りでイマイチだったけど、翌日はカラっとした秋晴れで絶好の日和。

JR西条駅を降りると、そこはすでに観光客でごった返していて。案内のパンフレットを見ながら酒まつりのメイン会場である中央公園へ。沿道には屋台がずらりと並んでいて賑わっていた。なるほどね、単なる酒まつりじゃないんだ。公園に着くと入場チケットを求める長蛇の列。仕方ないと並んでいると、横にいたおじさんが「もう、有名な美味い酒は残ってないよ」と話しかけてきて。

聞いて分かったのが、酒まつり会場には全国の酒が集まっていて、1800円の入場料でそれらが飲み放題なんだとか。といってもあくまで試飲なんだけど。入場料の元がとれるだけ飲もうとすると相当の酒量になるらしい。もともと自分がこの祭りに来た理由は、地元の蔵元の見学。「それならメイン会場より、蔵元をまわった方がいいよ」というアドバイスをもらって方針を変更。

すぐに駅方向に引き返して蔵元ツアーへ。まず最初は賀茂鶴。この夏にこの蔵元の一滴入魂を飲み続けてきただけに親近感がある。敷地は観光客でいっぱい。さっそく吟醸酒の試飲コーナーへ。つまみに焼き鳥を買い、飲んで食べての居酒屋状態。すぐ傍で地元のTV局がレポートをしていたりしてお祭り気分一色だった。5種類も試飲したらホロ酔いのいい気分に。

結局、賀茂鶴、福美人、賀茂泉、亀齢、西條鶴、白牡丹と6箇所の蔵元を訪問。日本酒の製造工程を見学した時には、今年春のスコットランドの蒸留所巡りが脳裏をかすめて懐かしかった。途中で御茶屋本陣跡や円通寺も見学したりして観光気分も満喫。帰りの列車に乗る頃にはかなり酔いがまわっていたかな。ともあれ、好天にもめぐまれて念願の酒まつりを満喫したなあ。


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