或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ウェストミンスター寺院

2011-06-26 09:53:46 | 860 英国紀行
だいぶ間が空いたけど、今日から昨年の英国旅行におけるロンドン観光の後半。具体的には6日目からの話。アイラ島から帰ってきた翌日。今回の旅行では美術館巡りに加えて、パリに引き続き”オスカー・ワイルドの足跡を訪ねる”という大きな目的があったのだけど、途中に観光名所も沢山あったので、まとめて面倒みようと欲張りな気持ちがあったのも確か。

最初のターゲットは、とりあえず美術館巡りの一環としてのクイーンズ・ギャラリー。それで普通なら地下鉄のセント・ジェームス・パークで降りるところを、あえて次ぎのウェストミンスターで降りたあたりにミーハーな気持ちが表れていた。出口を上がるとテムズ川沿いに観光客がごった返し状態。眼前に飛び込んできたのがビック・ベン。とりあえず観光しちゃおうかなと。

その後がウェストミンスター寺院。ここは強く記憶に残っていた。というのも前回1998年1月に訪問した時に、門の前に信じられないくらい沢山の献花が飾られていたから。調べると、ダイアナ妃が亡くなったのが1997年8月。翌9月に彼女の国民葬が行われたのがこの寺院。今思えばそれから4ヶ月後なのにあの献花の数。余程英国の人々に慕われていたんだなと、改めて感じたけど。だから自分の中ではウェストミンスター寺院と聞けば、彼女のイメージしか湧いてこなかった。

最近驚いたのは、彼女の息子のウィリアム王子と妻のケイトさんの結婚式が、今年の4月29日にこの寺院で行われたこと。おいおい、それはないんじゃないのと。確かに歴代の英国の君主の戴冠式やエリザベス女王の結婚式等はここ。一方でチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式はセント・ポール寺院。噂では、ウィリアム王子に、母親と同じセント・ポール寺院での結婚は縁起が悪く、逆にウェストミンスター寺院で亡き母に結婚式を見てもらいたいという気持ちがあったのだとか。

なんて話を今知った訳だけど、当時は将来そんな事が起きるとは予想だにせず、セント・ジェームス公園を抜けてお決まりのバッキンガム宮殿へ移動。そこで大規模なパレードが開催されていた。周囲に咲き乱れるチューリップが綺麗だったなあ。


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