或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

八海山

2015-08-16 05:47:23 | 800 観光
南魚沼へのプチ旅行の最後は、山登りの話。ちょっと話は逸れるけど、自分が全く間違っていたと恥ずかしくなったのが地図上の地点についての認識。今回訪問した小千谷、魚沼、南魚沼、六日市、十日市等は、長岡から西にあるとばかり思い込んでいたけど、これが南だった。特に魚沼や南魚沼が、上越新幹線の東側に位置していると分かった時には驚いた。

出張では上越新幹線を利用しているのだけど、冬場は湯沢温泉、浦佐と豪雪地帯を抜けて長岡へ着くというのがいつものパターン。この両駅を結んだ線の、東側が南魚沼で、西側が十日町、もっと言えば、浦佐駅の北側が魚沼で、南側が南魚沼。それで今回の山登りのターゲットは南魚沼にある八海山。自分にとっては新潟で最も有名な日本酒の銘柄って感じだけど。

のどかな南魚沼の稲作地帯の外れで、けっこう勾配のある道を進むとロープウェイ乗場があった。平日の夕方だったので客もまばら。ロープウェイに乗り込むと若い女性のガイドさんがいたので、暇つぶしにいろいろ質問を。これが良かった。八海山の名前の由来について丁寧に説明してくれて。帰りは登山の下山客で満員になったので質問どころではなかった。

八海山というのは、8つの岳の総称。 具体的には薬師岳と最高峰である入道岳(1778m)に挟まれた”八ツ峰”と呼ばれる岩峰群で、北側から ”地蔵岳”, ”不動岳”, ”七曜岳”, ”白河岳”, ”釈迦岳”, ”摩利支岳”,”剣ヶ峰”, ”大日岳”。ロープウェイは薬師岳の4合目まで。展望台があったので行ってみたけど、白いモヤに包まれて周囲がまるで見えなかったのは残念だった。

2009年に放送されたNHK大河ドラマ『天地人』の冒頭では、俳優の妻夫木聡が演じる主人公の直江兼続が、八海山の山頂に立っているシーンが使われたとか。帰りに、これまたガイドさんから八海山酒造が麓にあると聞いて現地へ。時間がなかったので外をぐるりと見て周っただけだけど。なんか新潟を代表する山と酒の聖地を巡礼したという満足感で気分は上々だったかな。