或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

黒川温泉

2014-05-01 09:11:55 | 800 観光
今年のGWは4月26日から5月5日まで10連休なので、どこかへ遠出をしたいなと。そんな思いが膨らんできた3月下旬に、友人が熊本県にある黒川温泉へ行ってみたいと。この温泉は有名で、これまで折に触れて評判を聞いていた。是非ともとネットで調べてみると、時期が時期だけに好きに選べる程ではなかったけど、自分の好みの宿がたまたま空いていた。

それが東奥黒川にある源流の宿「帆山亭」。全客室が離れで、しかも部屋付露天風呂があるというところがポイント。しかも、いわゆる黒川温泉郷の中心にあるのではなく、奥まった山間の谷間に敷地全体がすっぽり包まれている、さらに部屋のすぐ前を筑後川の源流が流れているという、そのシチュエーションに惹かれて。

当日の朝9時前に広島県の廿日市ICから中国自動車道へ入り、九州自動車道を経て、途中SAで昼食を取った後に大分自動車道に分岐して玖珠ICで下車。すぐ傍にあった道の駅で地元のにごり酒と、たまたま売っていた竹製のおちょこを買って県道を走ること約1時間半。夕方4時頃に宿へ到着。実は途中で道を間違え久留米で下車したのだけど、それはまた別に記事に。

宿は谷間から専用の小路づたいに少し下った所にあり、周囲は深い森林に囲まれていて、山間の集落といった雰囲気。駐車場に車を止めると係りの若い女性が2人で出迎えてくれ、しかも荷物を持ってくれて離れに直接案内された。「やまぼうし」というのが部屋の名前で、8畳だけど玄関とか廊下等が広く、とてもゆったりとした印象。部屋のすぐ前には露天風呂と寝湯と内湯のシャワー室、そのすぐ向こうには川が流れていて、清流のせせらぎの音が気持ちを和ませてくれた。まさに癒しの世界。

とりあえず2人で露天風呂に入り、冷やしておいたにごり酒を酌み交わしたのだけど、寝湯の上に屋根があり、小雨が降っていたけど気にならず、逆に風情を感じたかな。少し酔いがまわった頃に、夕食を取りに離れから母屋へ。品数が多く変化に富んでいて、特に馬刺しと山女の塩焼きが絶品だった。翌日も朝食前に共同の大風呂、朝食後に部屋風呂と、11時のチェックアウトまで露天風呂三昧。2人で6万円ぐらいかかったけど、ゆったりと時間が流れ、この上ない至福の時間が過ごせたかな。