或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

東京新潟物語

2013-08-06 05:19:44 | 650 酒
新潟へ出張する際に、自分の場合は必ず上越新幹線を利用するのだけど、車内の額面広告が気に入っている。長岡市に蔵元がある日本酒の吉乃川株式会社がシリーズ化している”東京新潟物語”。その写真とコピーが何とも言えずしみじみとしていて。広告を見るたびに、学生時代に広島の実家を離れて、初めてひとり暮らしをした頃を懐かしく想い出す。

そのせいでもないのだろうけど、この蔵元の吟醸酒や純米酒を愛飲するようになってもいて。そのフルーティで華やかで、しかもすっきりと癖のない味は、あたかも上質のワインを偲ばせるような味わいで素晴らしい。たまたま広島の地元のスーパーに置いてあることに気づいてからは、賀茂鶴の”一滴入魂”と共にずっと我が家に常備するようになっている。

それで今日の話は、先週有名な”長岡の花火大会”を堪能した帰りに、”東京新潟物語”の新バージョンが掲載されているのを見つけ、そういえばいつだったか花火大会がネタになっていたことを思い出して。ネットで調べると、ありました。2012年の夏バージョンで、コピーは「子供の頃から見ていた 長岡の花火を 見に行かなかった はじめての夏。」

なんかねえ、甘酸っぱいものが脳裏をかすめて。毎年当たり前だったことが、ある時途切れてしまう。それは意図的な場合もあれば、そうでない場合もある。さりげないことなのだけど、後になって自分の生活や気持ちが変化していたことに気づく、なんて感じ。自分で言えば、小学校の頃に、夏休みになると毎年田舎の親戚の家へ遊びに行って川魚を釣っていたことかな。

周囲の様子は随分変わったものの、その小川は今でも残っていて、毎年祖父母の墓参りに行く時は必ず行くし、見る度に昔のことを思い出す。いつ頃から釣りをしなくなったのか憶えていなくて、高校生になったぐらいだったかもしれない。そう言えば、スーパーの店先に広島名物の盆燈篭が並び始めた。夏休みに釣りをしていたのは、この時期だったなあ。



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