或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

一周忌

2013-05-12 07:08:19 | 900 その他
カミさんが他界してから早ひと月。ようやく様々な手続きが終わろうとしているのだけど、どうも体調がイマイチ思わしくなくて。慣れないことが増え、それが影響しているのは確か。疲れが抜けきらないというか、特に朝起きてから数時間は体の平衡感覚が鈍くなっていて、フラフラしているのが自分でもよく分かる。ドリンク剤を飲んで、なんとかごまかしてはいるけど。

そんな中で昨日は母の一周忌。他界したのが昨年の5月14日で、時が経つのは早いものだなあと。朝から弱い雨模様で、なんか葬儀の時も、確かこんな感じじゃなかったっけと消えかかっている記憶をかすかに辿ってみる。ちなみにこの日の朝は、父を近日入居させる予定の施設の見学を予定に入れていた。こんなスケジュールを組んでいるから疲れて当たり前か。

四十九日の時は親戚筋に大勢来てもらったけど、一周忌はこじんまりと。息子を東京から呼び戻すこともなく、近場の近い親戚筋を2人と自分の家族だけで総勢6名。11時からお寺で僧侶に読経をしていただき全員が焼香を。普段さほど関わりのない浄土真宗なのだけど、さすがにこれだけ法事が多いと自然に勉強をするようになった。法話もしみじみありがたいなと。

法要が終わると皆で食事へ。場所は四十九日と同じ料亭「地御前」。店に着く頃には雨もほぼ止んでいた。藁葺の門をくぐると、庭の木々の手入れが行き届いているのがすぐに分かる。広くはなかったけど、雰囲気のある小部屋が用意されていて、娘から事前に借りていたパソコンを床の間に早速セット。料理を楽しむ合間に母の写真を眺めながら昔話に花が咲いた。

その後で娘の新婚旅行のビデオを鑑賞。というのもハワイで挙式をしたし、親戚には何もアナウンスをしていなかったので、ちょうど良い機会だなと考えていたから。親戚が娘の旦那様とじっくり話をする良い機会になった。自分はビールを飲み、冷酒を飲んでほろ酔い気分。店を出る時には雨がすっかり止んでいて。薄光が差し込み、まさに四十九日と同じ雰囲気だった。