或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

久留米ラーメン

2009-10-05 06:03:44 | 600 グルメ
これまで一度も食べたことがなく今回の九州プチ旅行で楽しみにしていたのが久留米ラーメン。最初に行ったのは聖地である久留米市にある上の写真の大砲ラーメン本店。数あるラーメン店の中で何処にしようかと迷ったけど、西鉄久留米駅から石橋美術館に行く途中だし人気店らしかったのでここに決定。本店という響きに釣られた感もあるけど選択は間違っていなかったと思う。

この年になると食べモノの好き嫌いはほとんどなくなっている。だけど今回は久しぶりにギブアップ。石橋美術館を存分に楽しんだ後の午後4時ぐらいに入店。中途半端な時間なのに客が大勢いたのには驚いた。加えて客層も若者が中心。小洒落たジャズなんぞが流れていて、繁盛店によくある雰囲気。お腹があまり空いてなかったので、シンプルにラーメンのみを注文。

店内に入ったときから豚骨臭が気になってはいた。だけどいざ目の前に出されると、ここまで臭うとは。かなりキツい。それでもわざわざ来たのだからと麺は完食。さらにひるんでなるものかと、おもむろにスープを飲み始めたけど、結局数杯で打ち止め。いや、参りました。後から入ってきた若いキレイ系の女の子のグループがフツーに食べているのを見て落ち込んだかな。

次ぎの日に、どうしても口直しをしたいと事前にチェックしておいた小倉の市街地にある「魁龍」へ。しかしここで再び悪夢が。やはり豚骨臭が気になる。ここでもスープは数杯で打ち止め。ちょうど休日の昼どきだったので、店内は家族連れや学生で一杯。皆、美味しそうに食べている。後で分かったことだけど、ここは久留米ラーメンの専門店だった。つまり2連敗ということ。

なんかねえ、トラウマになりそう。いろいろ調べた結果では、同じ豚骨ラーメンでも、久留米ラーメンは九州のネイティブ向けで、博多あるいは長浜ラーメンはそれより洗練された一般向けらしい。他の地方の人間が久留米ラーメンを最初に食べると自分と同じような印象を持ち、それがだんだん慣れて病みつきになっていくのだとか。でも、自分にはとうてい無理なような気が。