ハローお馬ちゃん

ニュース、スポーツ、芸能、競馬
ぼちぼちやってます

薄っぺらな議論

2022-03-21 | ニュース

 この週末も、いわゆる情報ワイド等でははウクライナ情報に多くの時間が割かれました。いつものように、コメンテーターが熱っぽくプーチン大統領の思惑を語っていた。それを見ていて、ふと思った。お前にプーチンの事なんか分かるわけねーだろ。何が根拠で言ってんだよ。少し前にも書いたが、こういう戦争のようなヘビーな話題を日本の情報ワイドが扱う時、本当にその薄っぺらさが明らかになる。夜中の討論番組でも今月はウクライナ情勢についてだったが、根拠もない個人の思い込みが謎の上から目線と偉そうな物言いで5分ほどであほらしくなってTVを消した。

 報道されていること以外の根拠もなくプーチンを語るひとはまだましで、専門家でもないのにこの戦争は数年続くとか言ってみたり、どうせ大国には敵わないのだからさっさと降参しろとか逃げろという人もいた。酷いのになると、他の大国に日本が頭を下げて仲裁を頼めとかいうやつもいた。この薄っぺらさは、いわゆる左翼の人は言うまでもないが、いわゆる保守と言われる人でも同様だ。右左関係なく薄っぺらい人は薄っぺらいのが露呈している。

 ロシアも悪いがウクライナにも問題があるというやつもいる。ウクライナが欧米に近づくからロシアを怒らせたのだということだそうな。だが、民族自決の考え方から言えば、ウクライナがどっちにつこうがウクライナの勝手なはずだ。それが嫌ならば、ロシアは武力以外の経済制裁等でウクライナ国民に欧米接近を止めさせるように決めてもらうように動くべきではないだろうか。戦争で言う事を聞かせるというのが、根本的におかしいのだ。

 こういう発言をしている人たちも、普段は権利や自由を口にしてリベラルぶっている。普段の自分の言動と、今回のウクライナに対する言動とで整合性がとれていないとは思わないのだろうか。大国が戦争でもって言う事を聞かせること、占領ののちに過酷な統治が行われること。そして特に中国やロシアのような独裁国家の場合にはさらに苛烈な統治となる。ウイグルやチベットをみていて、数年たったら元通りなんて簡単な事でないぐらいは理解できないのだろうか。

 連日の様に戦場と化したウクライナの都市の映像が日本でも映し出されています。しかし、日本のマスコミにとっては所詮他人事で、毎日の番組の尺を埋めるネタぐらいにしか思っていないんだろうなというのが、その薄っぺらさの理由なんだろうなと勝手に思っている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする