はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

熊野古道ツーリング8 深山にて、変質者と間違われ・・・

2023年05月25日 23時01分41秒 | ツーリング(バイク)

熊野古道を歩いてる人は、外国人が多い。

6~7割は外国人。

日本人はなぜか女性が多い。

男性一人はあまり見かけなかったですね。

女性一人旅が意外と多く、目が合うと会釈してくれたり、話しかけてくれたり、皆さん愛想のよい方ばかり。
何かあった時のために、山に入る人は必ずあいさつしますが、それ以上に人懐こいというか。。。

なので、自分もすっかり調子に乗っていた気がします・・・

 

熊野古道の案内標識の前で停まって見ていたら、外国人の女性が一人で現れました。

さっそく話しかけてみました。

「おひとりですか?」

「〇△〇××--□□、えいご、えいご」

あぁ、英語で話せと言ってるのか。。。

「えぇっと、ワン パーソン?」

「×〇△・・・・by myself?」

おそらく、私一人で来たのかと聞いているのか?と言ってるので、

「Yes!!」

すごいですね~と言いたいのだけど、なんて言ったらいいのか分からない。

ワンダフル、違うな、ちょっと上から目線のような気もするけど、これか。。。

『ビシッ!!(親指を立てて)』

「グッジョーブ!!」

一瞬考えたあと、顔を上げ、カッコつけて言い放ったそこに彼女はおらず、、、
元来た道を足早に去っていく後姿が・・・

「え、えぇ、、、??」

完全に空を切った親指を恥ずかし気に降ろしながら考えてみる。

「何か悪いこと言ったかな。。。」

グッジョブがまずかったか、、、いや、言ったときにはもう背中を向けてたので違う。

先に進むのではなく、元来た道を戻るというのは、単に無視されたというわけではない。
明らかに、拒否されている・・・

なんだろう・・・

ショッキングな場所を離れ、頭を垂れながらトコトコ山道を進みながら考えていたら・・・

やっと自分のしでかしたことの罪深さに気付きました

 

ひと気の無い異国の奥深い山の中で、ヘルメットを被ってオートバイにまたがった薄汚い風体の見も知らない男に

「お前は一人で来たのか?」と聞かれたら・・・


そりゃあ逃げるわな・・・

バイクに追い掛けられたら逃げられない、古道を戻って誰かに助けを求めよう。

理にかなった、しごくもっともな行動ですね。

本当にごめんなさい、せっかく日本に来てくれたのに、怖がらせてしまいました。。。
これ以外は良い旅であったことをお祈りしております