はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

越屋根

2007年03月05日 00時05分24秒 | 古民家再生
写真は玄関土間から北の板間を撮っています。柱と柱の間は約90cm(畳の短辺と同じ)で、左側の半分は45cmほど外に出っ張っています。

今回の増築案では、この出っ張りを東に延長するような形。この過程で土壁は全部失われます。残念ですが・・・・。

しかし、さんざん悩みましたがこれだけ悩んで一応納得して決めた案だけに、すごく心は平穏です。もし一ヶ月前に「エイヤッ!!」と決めていたら、同じ結果であったとしてもこれほど安らかな精神状態でいられなかったと思います。

てなわけで、本日久しぶりに遠出しました。知り合いのクルマに便乗していったので、通りの脇にある家々の観察がじっくりとできました。

現在目が行くのは、越屋根、瓦、窓、玄関です。特に越屋根は幅、高さ等検討すべき要素がたくさんあり、家の外観の印象を決定付ける特徴ともなりますので、参考にすべき対象があれば非常にたすかります。

しかし・・・・、無いですねぇ。いや、一軒ありました、細い山道の途中の山間の旧家に、非常に高さの低いのが。
これは純粋に煙抜きだけのために作られたもので、高さが多分20cmくらいしかなくて窓も無く、自分が思っているのとは少し違います。

その他には店舗か工場で2~3軒みただけ。やはり原点に帰って、最初に「越屋根かっこいい」と思った場所に行かないとだめでしょうか・・・・。
そこはここからクルマで2時間ほど走った、旧い街並みの中にあります。