屯田物語

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百合が原の雪解け

2011年04月13日 | 百合が原




3月11日の震災発生から、ずっとそのことが胸の奥にしこりとなって、
消えることはない。

気持ちを奮い立たせて、百合が原へ行ってきた。
先週までの雪はほとんど残っていなかった。
どんな厳しい冬であっても、いつか春がくる・・
なんて、ちょっとセンチメンタルなセリフになってしまったが、そんなふうに考えなければ笑うこともできなくなった。

スノードロップとクロッカスがポツポツと咲き始めた、
沼の端を歩いていると、マンサク花盛りである。


未曽有でも想定外でもない

2011年04月12日 | 東日本大震災
統一地方選挙(前半)がおわった。
札幌は知事・市長・道会議員・市会議員の同時選挙であったが、
結果、わたしの成績?は3勝1敗。

北海道~東北・関東に至る東日本太平洋岸一帯(500キロ以上)を襲った未曽有の大津波からひと月たった。

しかし、原発事故は未曽有でも想定外でもない。

「想定外の津波のためコントロールできなかった」
放射能対策は万全と信じられた原子力発電所が14~15mの津波で制御不能に陥るとは!
安全神話に執着した政府・原子力委員会・東京電力の責任は限りなく重い。
もっともそんな政治家を選んだわれわれ国民にも責任はある。

統一地方選挙・・
民主党の退潮は明らか、かといって自民党が勝ったともいえない。
地震、津波、福島原発などなど・・
復興復旧の道筋がみえるまで与野党オールジャパンで取り組んでもらいたい。
「菅総理がヘリコプターで福島に行った」これがどうとか言い合っている場合ではないだろう。

有権者は”原発即廃止”に賛成したわけでない。
代替エネルギーを緊急課題として検討し、ゆくゆくは原発依存度縮小という現実的な選択をした結果だと思う。
勿論、原発の安全性は完全に担保する、これは絶対条件である。

百合が原公園のベニバナトキワマンサク・・
勿論、温室である。


天皇陛下が京都に避難された!?

2011年04月10日 | 東日本大震災
パニック時の社会心理・・
未曽有の大震災に襲われたときは誰でも流言飛語に騙されやすい。
例えそれが荒唐無稽であっても・・

震災後のデマ80件 ←クリック(面白いので是非一読してください)  

好意的?な勘違いや無知・誤解によって情報が錯綜し、結果として事実でなかったということもあるが、
やはりデマは悪意や差別に満ちたほうが多い。

「行方不明扱いだった東電職員は冷却装置を誤作動させ郡山市に逃亡していた」は完全なデマ。職員は原発内で遺体で発見された(東電社員2人の遺体発見 福島第一原発で津波被災か)。コラムニストとネット裏情報サイトが流布したデマ。

東電に対する風当たりは強いこともあって、
この情報はまことしやかに流されたが、これは悪質極まりないデマであった。
亡くなった東電職員のご遺族の心情を思えば許されるものではない。
事実確認をしないまま言い切ったコラムニストは公の場で謝罪すべきである。

百合が原ではスノードロップが咲いたそうだ。
ベンチは雪に埋もれていたが、あたりの雪はすぐにでも消えてしまいそうな気配を感じる。


放射能の雨が降る?

2011年04月08日 | 東日本大震災


札幌ではしばらく振りの雨・・
放射能の雨だと騒ぐ馬鹿はいない。

北大原子力系研究グループは6日、札幌市内の同大構内に設置している装置で4日昼から24時間にわたり集めた大気中のちりから、福島第1原発事故に由来するとみられるセシウム134などの放射性物質をごく微量検出したと公表した。

いずれも基準値の1/20万とかで、まったく人体に影響がない。
それをテレビでわざわざ取り上げるものだから、
いまどき、かえって不安を煽っているとしか思えない。

「放射能の雨が降る」
韓国のマスコミは煽情的な見出しがお好きなようである。
そのためかソウルの小学校が休校になってしまった。
「日本沈没」「放射能の雨」などなど、
日本の受難を面白がっているかのようなセンセーショナルな報道ばかり目につく。
率直にいってヘドロのような反日感情に不気味さを感じる。

他国の風評被害は避けようがない。
茨城県漁船の水揚げを銚子漁港が拒否したそうだ。
大震災の被害を受けた千葉県だからこそ、風評だけでこれをやってはいけない。
イトーヨーカドーで茨城産のピーマンを買ってきた。
これからは関東の野菜をどんどん食べることにしよう!

うさログのツイッター から・・

スーパーで被災地の野菜が安い値段が付けられて売っている。その横に箱を置いて欲しい。そうしたらその差額かそれ以上を募金するからその野菜を作った農家さんに直接届けてください。

どちらも汚れている

2011年04月06日 | 東日本大震災


10度を超える日が続いたので、夏タイヤに履き替えた。
スタッドレスから解放された日は、身も心も軽やかに感じたりして、
春の気配にうきうきするのだが、今年だけはそんな気持ちになれない。

高濃度の放射能汚染水がやっと止まった。
これからどうやって原子炉を安定的に収束させるか、その不安は当分解消されるものではない。

原発反対!の声は高まっている。
では、代替エネルギーをどうするのか、根源的なことを議論されないまま、
ヒステリックに叫んでも解決しない。

汚れた石油をとるか、汚れたウランをとるか・・
地球の環境にやさしいエネルギーを求めても、これだけでいまの文明社会?が維持できるわけではない。

水芭蕉を期待していたが、
マクンベツ湿原はまだ雪原であった。
でも、日差しは暑く、照り返しがまぶしい。


汚染水の漏えい源はどこか・・

2011年04月01日 | 東日本大震災
福島原発事故に関する報道が少なくなってきた。
これは最悪の結果だけは免れた?という見通しがついたからなのか・・

懸念材料はたくさんある。
まず汚染水が海に流れ出ている、しかも汚染水の外部への漏えい源が判明せず、
海への放出が止まらないということだ。
事態が安定的に収束するまでには相当の時間がかかる、これだけは必至である。

地震、津波、そして原発・・
とくに原発事故処理のためアメリカやフランスの支援がありがたい。

まだ一万人以上のかたが行方不明・・
はやくご家族のもとに帰してほしいと思う。

今日はエイプリルフール・・
そうはいっても悪質なデマは絶対に許せない。

東日本大震災に絡むデマや根拠の不確かな情報が広まっているとして
警察庁は1日、インターネットや口コミで出回っている流言飛語の一部を公表した。・・
故意に誤情報を流した人物を特定すれば名誉毀損や業務妨害容疑での立件も視野に捜査するという。